空港で使う「到着は何時ですか」「ゲートはどこですか」六カ国語ガイド

海外の空港に着くとき、意外とドキッとするのが「到着時間」と「ゲート案内」のアナウンスです。
機内アナウンスが聞き取れず、「結局、何時に着くんだ?」「ゲート番号って今なんて言った?」とモヤモヤしたまま到着したことがある人も多いはずです。

私も海外出張のとき、半分寝ぼけた状態でアナウンスを聞き逃し、慌てて近くの人にゲート番号を確認したことがあります。
でも実は、
- 「到着は何時ですか?」
- 「ゲート番号を教えてください」
- 「◯番ゲートはどこですか?」
の3つさえ言えれば、到着まわりの不安の9割は解消できます。
この記事では、これらのフレーズを英語を中心に、スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語まで六カ国語で整理。
発音のコツやニュアンスの違いも含めて、空港でそのまま使える実用フレーズとしてまとめました。
この記事でわかること
- 「到着時間」「ゲート番号」「ゲートの場所」を確認するフレーズを六カ国語で理解できる
- 案内板やアナウンスに出てくる基本単語(arrival / gate など)がスッと頭に入るようになる
- 各言語での言い回しの違いと、丁寧さ・ニュアンスの差がわかる
- 出張サラリーマンが遭遇しがちな空港シーンを想定した会話例の準備ができる
- 到着ロビーで迷子にならないための“聞き返しフレーズ”の土台を作れる
六カ国語フレーズのまとめ
意味:(東京)到着は何時ですか?
- 日本語 :(東京)着は何時ですか(トウキョウ チャク ワ ナンジ デスカ)
- 英語 :When do we land at Tokyo?(ウェン ドゥ ウィ ランド アット トウキョウ)
- スペイン語:¿Cuándo aterrizamos en Tokio?(クアンド アテリサモス エン トキオ)
- フランス語:Quand atterrissons-nous à Tokyo ?(カン アテリソン ヌー ア トキオ)
- ドイツ語 :Wann landen wir in Tokio?(ヴァン ランデン ヴィア イン トキオ)
- イタリア語:Quando atterriamo a Tokyo?(クアンド アッテリヤーモ ア トキオ)
意味:ゲート番号を教えてください
- 日本語 :ゲート番号を教えて下さい(ゲート バンゴウ ヲ オシエテ クダサイ)
- 英語 :Tell me the gate number, please.(テル ミー ザ ゲイト ナンバー プリーズ)
- スペイン語:Por favor, cuál es el número de la entrada.(ポル ファボル クアル エス エル ヌメロ デ ラ エントラーダ)
- フランス語:Quel est le numéro de porte ?(ケル エ ル ニュメロ ドゥ ポルト)
- ドイツ語 :Würden Sie mir bitte die Flugsteignummer sagen ?(ヴュルデン ズィー ミア ビッテ ディ フルークシュタイグヌンマー ザーゲン)
- イタリア語:Mi dica il numero del cancello d’imbarco.(ミ ディカ イル ヌーメロ デル カンチェッロ ディンバルコ)
意味:(6)番ゲートはどこですか?
- 日本語 :(6)番ゲートはどこですか(ロク バン ゲート ワ ドコ デスカ)
- 英語 :Where is Gate 6?(ウェア イズ ゲイト シックス)
- スペイン語:¿Dónde está la entrada número seis?(ドンデ エスタ ラ エントラーダ ヌメロ セイス)
- フランス語:Où est la porte 6 ?(ウ エ ラ ポルト シス)
- ドイツ語 :Wo ist Flugsteig 6?(ヴォ イスト フルークシュタイク ゼクス)
- イタリア語:Dov’è il cancello per imbarco numero sei?(ドヴェ イル カンチェッロ ペル インバルコ ヌーメロ セイ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「到着は何時ですか?」到着時間を確認するフレーズ
機内や空港でまず知りたい情報が「結局、何時に着くのか」です。
英語の When do we land at Tokyo? は、乗客が乗務員にたずねるときのとても自然な言い方で、「到着予定時刻を教えてください」というニュアンスを含みます。
スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語はいずれも「いつ着陸しますか?」という形で、動詞は“着陸する(atterrizar / atterrir / landen / atterrare)”が使われているのが特徴です。
英語に比べて少し長く感じますが、意味としては同じです。
発音のポイントとしては、どの言語でも都市名の「Tokyo(トキオ)」だけははっきり言うこと。

文全体がぐちゃっとしても、地名と “when” さえ伝われば、かなりの確率で意図は理解してもらえます。
「ゲート番号を教えてください」番号情報を確認するフレーズ
チェックイン後、セキュリティを抜けたあとは、電光掲示板とにらめっこしながらゲート番号を探すことになります。
それでも見つからないときは、素直にスタッフに聞いてしまうのが一番早いです。
英語の Tell me the gate number, please.はややストレートなので、実際には “Could you tell me the gate number, please?” とワンクッション入れてもOKです。
フランス語・ドイツ語・イタリア語では、「ゲート」という外来語ではなく、
- “porte(扉)”
- “Flugsteig(搭乗口)”
- “cancello d’imbarco(搭乗ゲート)”
といった固有の単語が使われます。

これらは案内表示にもそのまま出てくるので、「あ、これがゲートのことか」と結びつけて覚えておくと便利です。
カタカナのリズムで覚えるなら、「フルーク・シュタイグ」「カンチェッロ・ディンバルコ」と音のかたまりで暗記してしまうのがおすすめです。
「◯番ゲートはどこですか?」位置をピンポイントで聞くフレーズ
ゲート番号が分かっていても、ターミナルが広いと場所がなかなか見つからないことがあります。
そんなときに使うのが Where is Gate 6? のようなシンプルな質問です。
番号だけ変えればどのゲートにも使い回せるので、ぜひ丸ごと覚えてしまいましょう。
- フランス語の “Où est la porte 6 ?”
- ドイツ語の “Wo ist Flugsteig 6 ?”
など、いずれも「どこにありますか?」+「ゲート」の組み合わせで構造はほぼ同じです。
スペイン語・イタリア語は“entrata / cancello”と単語は違いますが、数字のところだけ自信を持って言えれば十分通じます。
発音のコツは、数字をゆっくり・はっきり言うこと。
6 なら “six / seis / sechs / sei” と各言語で微妙に違うので、音を聞いて真似しておくと安心です。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:機内で到着時刻を確認したいとき
機内アナウンスを聞き逃してしまい、「結局、到着は何時なんだろう…?」と不安になるのは、海外フライトあるあるです。
特に時差のある地域では体感時間がぐちゃぐちゃになり、あと何時間頑張ればいいのか分からなくなってしまうこともあります。
ここでは、機内で乗務員に到着時間を確認するシーンをフィクション例として紹介します。
【会話例】
- あなた:Excuse me. When do we land at Tokyo?
- CA:We expect to land at 7:45 PM local time.
フランス語圏
- あなた:Quand atterrissons-nous à Tokyo ?
- CA:Nous arriverons vers 19h45, heure locale.
スペイン語圏
- あなた:¿Cuándo aterrizamos en Tokio?
- CA:A las 19:45, hora local.

この質問のポイントは “When” で話を切り出すこと。
乗務員は時間の質問に慣れているため、短くてもほぼ確実に伝わります。
ヨーロッパ系言語では「着陸する」の動詞が必ず入るため、動詞の音を覚えておくと聞き取りの精度も上がります。
シーン2:乗継ぎ前にゲート番号を確認したいとき
国際線から国内線へ乗り継ぐとき、案内モニターに情報が表示されるまでに時間がかかることがあります。
そんなときは、周囲のスタッフに聞いてしまうのが一番早い解決方法です。
ここでは、ゲート番号がわからず困っているシーンを例として紹介します。
【会話例】
- あなた:Hi, could you help me? Tell me the gate number, please.
- スタッフ:You’ll depart from Gate 32. It’s straight ahead to the right.
イタリア語圏
- あなた:Mi dica il numero del cancello d’imbarco.
- スタッフ:È il cancello 32, sempre dritto e poi a destra.
ドイツ語圏
- あなた:Würden Sie mir bitte die Flugsteignummer sagen?
- スタッフ:Flugsteig 32, geradeaus und dann rechts.
このフレーズは少し長めですが、実際には “Gate number?” だけでも通じます。
丁寧さを残すなら “Could you tell me…” と言うと、相手も親切に案内してくれる傾向があります。
また、ゲート案内は方向説明がセットになりやすいため、
- “straight ahead(まっすぐ)”
- “right(右)”
- “left(左)”
といった基本語彙を聞き取れるようにしておくと便利です。
シーン3:広いターミナルでゲートの場所が見つからないとき
最近の巨大ハブ空港では、ゲートが100番以上あることも珍しくありません。
目的のゲートが見つからず、気づいたら歩きすぎて逆方向に来てしまった…という経験は、出張サラリーマンあるあるです。
ここでは、スタッフにゲートの場所をピンポイントで尋ねる場面を紹介します。
【会話例】
- あなた:Excuse me. Where is Gate 6?
- スタッフ:Gate 6 is downstairs. Take the escalator and turn left.
スペイン語圏
- あなた:¿Dónde está la entrada número seis?
- スタッフ:Baje las escaleras y gire a la izquierda.
フランス語圏
- あなた:Où est la porte 6 ?
- スタッフ:Descendez d’un étage et tournez à gauche.
ゲートの場所を聞くときは、数字をゆっくり言うのが最大のコツです。
特に “6(six / sechs / sei / seis)” のように、言語ごとに似て非なる発音になる数字は、焦ると聞き取ってもらえないこともあります。
数字だけは自信を持って伝えるようにしましょう。
実践アクション:今日からできる練習法
今回のフレーズはどれも短いものばかりですが、空港では一瞬の判断力と会話のスピードが求められるため、日ごろから口慣らししておくと本番で圧倒的に楽になります。
ここでは、今日から取り組める実践的な練習法を紹介します。
① 時間系フレーズをセットで音読する
“When do we land?” “What time is the arrival?” といった時間表現をひとかたまりで練習すると、到着関連の質問がスムーズになります。
② 数字だけは全言語を発音できるようにする
ゲート番号・フライト番号・到着時刻──空港で数字は必須。
6(six/seis/sechs/sei)は特によく使うので、各言語を1日1回でも声に出しておくと、いざというときの安心感が段違いです。
③ 空港アナウンスの聞き返し練習
「すみません、もう一度お願いします」というフレーズを用意しておくと、聞き逃したときにも落ち着いて対応できます。
発音が不安でも “Again, please.” の一言でも十分です。
④ ターミナルマップを見ながらロールプレイ
Google マップや空港のフロアマップを開きながら、
- “Gate 32 is here.”
- “Where is Gate 6?”
のように練習すると、実際の状況がイメージしやすく記憶に残ります。
まとめ(学びの振り返り)
この記事では、空港で必ず使う
- 「到着は何時ですか」
- 「ゲート番号を教えてください」
- 「◯番ゲートはどこですか」
の3つのフレーズを六カ国語で整理しました。
どれも短くシンプルですが、実際の空港ではこれだけでほとんどの“迷子リスク”を回避できます。
大切なのは、文を丸暗記することではなく、
- “到着(arrival)”
- “ゲート(gate)”
- “番号(number)”
- “どこ(where)”
といったキーワードを理解しておくこと。

この記事のフレーズを覚えておけば、世界中の空港でスタッフや乗務員にスムーズに質問できるはずです!
次の海外出張や旅行では、ぜひこの記事のフレーズを活用して、迷わない・焦らないスマートな移動を楽しんでください。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




