海外で体調が悪いときに使える|目まい・寒気・せきを伝える言い方

海外出張や旅行中、体調が少しおかしいと感じる瞬間は、意外と突然やってきます。
たとえば、
- 立ち上がったときに、少しフラッとする
- 寒気がして、上着をもう一枚着たい気分になる
- 乾いたセキが出て、人と話すのをためらう
こうした症状は「救急」というほどではなくても、そのまま放っておくと不安が増える厄介な状態です。

私も以前の海外出張中に「ちょっと調子が悪いだけ」と思いながらも、うまく伝えられず、結局ひとりで我慢してしまったことがありました…。
経験上、この場面で困る原因は、英語が話せないことではありません。
症状をどう切り取って、短く伝えるかが整理できていないことが一番の壁になります。
そこでこの記事では、
- 目まいがする
- 寒けがする
- セキがでる
という、海外でよく起きがちな体調不良について、
「まず一言、どう伝えれば状況が前に進むか」
という視点で整理していきます。
この記事でわかること
- 軽い体調不良を海外で無理なく伝える言い方
- 目まい・寒気・せきを症状として誤解なく伝えるコツ
- 六カ国語それぞれのニュアンスと使い分け
- 出張中でも慌てず口が動くようになる考え方
六カ国語フレーズのまとめ
意味:目まいがする
- 日本語 :メマイガ スル
- 英語 :I feel dizzy.(アイ フィール ディズィ)
- スペイン語:Tengo mareo.(テンゴ マレオ)
- フランス語:J’ai des vertiges.(ジェ デ ヴェルティージュ)
- ドイツ語 :Mir ist schwindlig.(ミア イスト シュヴィントリヒ)
- イタリア語:Ho le vertigini.(オ レ ヴェルティジーニ)
意味:寒けがする
- 日本語 :サムケガ スル
- 英語 :I have chills.(アイ ハヴ チルズ)
- スペイン語:Tengo escalofríos.(テンゴ エスカロフリオス)
- フランス語:J’ai des frissons.(ジェ デ フリソン)
- ドイツ語 :Ich habe Schüttelfrost.(イヒ ハーベ シュッテルフロスト)
- イタリア語:Ho i brividi.(オ イ ブリーヴィディ)
意味:せきが出る
- 日本語 :セキガ デル
- 英語 :I have a cough.(アイ ハヴ ア コフ)
- スペイン語:Tengo tos.(テンゴ トス)
- フランス語:J’ai de la toux.(ジェ ドゥ ラ トゥ)
- ドイツ語 :Ich habe Husten.(イヒ ハーベ フーステン)
- イタリア語:Ho la tosse.(オ ラ トッセ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「目まいがする」:自分の異変を“状態”として伝える
このフレーズは、強い痛みではなく
「今の自分の状態がおかしい」
ことを伝えるための一言です。
転倒や発熱の前兆として扱われることも多く、早めに伝える価値があります。
判断軸:
- 立ち上がったときにふらつく
- 頭がぼーっとする
- 今すぐ動くのが不安なとき
失敗例:
- 「tired(疲れた)」で済ませてしまい、体調不良として扱われない
- 痛みの表現を使ってしまい、別の症状だと誤解される
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I feel dizzy. は医療現場でも日常でも通じる標準表現。感情ではなく状態を淡々と伝えます。
- スペイン語:Tengo mareo. は自覚症状を示す言い方で、「気分が悪い」より具体的です。
- フランス語:J’ai des vertiges. はやや医学寄りの表現で、病院や薬局で使いやすいです。
- ドイツ語:Mir ist schwindlig. は状態描写型で、事実確認として非常に明確です。
- イタリア語:Ho le vertigini. は会話的ですが、体調異変としてきちんと受け取られる表現です。
発音のコツ:
- 英語:dizzy は「ディズィ」と短く
- スペイン語:ma-RE-o と真ん中を強く
- フランス語:ver-ti-ژュ の語尾を弱く
- ドイツ語:schwin をはっきり
- イタリア語:ver-ti-GI-ni と母音を切る
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「寒けがする」:体温異常を“症状”として伝える
寒けは「寒い」という感覚ではなく、体調不良のサインとして扱われます。
服装や気温の話と混同されないよう注意が必要です。
判断軸:
- 震えが出る
- 熱っぽいのに寒い
- 体の内側から寒さを感じる
失敗例:
- 「cold(寒い)」だけ言ってしまい、室温の話だと誤解される
- ジェスチャーなしで伝え、深刻さが伝わらない
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I have chills. は体調不良を示す決まり文句で、発熱の前段として理解されます。
- スペイン語:Tengo escalofríos. は医学的にも自然で、薬局でも通じやすいです。
- フランス語:J’ai des frissons. は症状表現として非常に一般的です。
- ドイツ語:Ich habe Schüttelfrost. はやや強めの表現で、深刻度が高く伝わります。
- イタリア語:Ho i brividi. は会話寄りですが、体調異常として十分です。
発音のコツ:
- 英語:chills は「チルズ」と濁らせる
- スペイン語:es-ca-lo-FRI-os
- フランス語:fris-son を短く
- ドイツ語:Schüttel を区切る
- イタリア語:bri-vi-di とリズムよく
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「セキがでる」:周囲に影響する症状を伝える
せきは本人よりも周囲が気にする症状です。
早めに伝えることで、マスクや薬の案内につながります。
判断軸:
- 会話中にせきが出る
- 人前に出るのが気になる
- 長引いている
失敗例:
- 擬音や身振りだけで済ませてしまう
- 「sick(具合が悪い)」でぼかしてしまう
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I have a cough. は最も一般的で、説明不要の表現です。
- スペイン語:Tengo tos. は短く即通じる実務向き表現です。
- フランス語:J’ai de la toux. は名詞表現で、症状報告に適しています。
- ドイツ語:Ich habe Husten. は事実報告型で誤解がありません。
- イタリア語:Ho la tosse. は会話的ですが、医療でも問題ありません。
発音のコツ:
- 英語:cough は「コフ」と短く
- スペイン語:tos は一拍
- フランス語:toux は「トゥ」
- ドイツ語:Hus-ten と分ける
- イタリア語:TO-sse と強弱をつける
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:ホテルのフロントで体調不良を伝えたいとき
海外のホテルでは、体調が悪いときにまずフロントに相談するのが現実的な選択肢になります。
病院に行くほどではないが、少し不安がある。
そんな場面です。
チェックイン後や朝の外出前に、フロントで一言伝えます。
- 英語:I feel dizzy.
- スペイン語:Tengo mareo.
- フランス語:J’ai des vertiges.
- ドイツ語:Mir ist schwindlig.
- イタリア語:Ho le vertigini.
これだけで、
- 「休んだ方がいいか」
- 「病院を案内するか」
- 「水やタクシーを手配するか」
といった次の選択肢を相手が提示してくれることが多いです。

私の経験では、原因や経緯を説明しようとするより、まず症状を一言で出す方が話が早く進みました。
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シーン2:仕事先・会議前に体調を説明したいとき
出張先のオフィスや取引先で、体調が万全でないまま打ち合わせに入ることもあります。
この場合は深刻さを盛らず、状況だけを伝えるのがポイントです。
たとえば、せきが出ている場合は、
- 英語:I have a cough.
- スペイン語:Tengo tos.
- フランス語:J’ai de la toux.
- ドイツ語:Ich habe Husten.
- イタリア語:Ho la tosse.
と一言添えるだけで、
- 「席を離そう」
- 「マスクをしよう」
- 「短時間で終わらせよう」
と、場の配慮が自然に生まれます。

無理に元気に振る舞うより、最初に伝えておく方が、結果的に仕事もスムーズです。
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シーン3:薬局で症状を伝えて相談したいとき
海外では、軽い体調不良ならまず薬局という国も少なくありません。
ここでは診断名ではなく、今出ている症状をそのまま伝えます。
寒けがする場合は、
- 英語:I have chills.
- スペイン語:Tengo escalofríos.
- フランス語:J’ai des frissons.
- ドイツ語:Ich habe Schüttelfrost.
- イタリア語:Ho i brividi.
と伝えたうえで、ジェスチャーで腕をさすったり、震える仕草を加えると理解されやすくなります。

病名を当てにいかず、「今つらい状態」をそのまま出す方が、適切な薬を勧めてもらえます。
実践アクション:今日からできる練習法
体調不良のフレーズは、「正確に説明する」よりも止まらず一言出すことが最優先です。
ここでは、目まい・寒気・せきという軽度〜中度の症状に合わせた、実務向けの練習法を整理します。
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① 症状は「一語フレーズ」で即出す練習をする
体調が悪いときは、長文を考える余裕がありません。
まずは一文・一症状で出す練習から始めます。
- 英語:I feel dizzy. / I have chills. / I have a cough.
- スペイン語:Tengo mareo. / Tengo escalofríos. / Tengo tos.
- フランス語:J’ai des vertiges. / J’ai des frissons. / J’ai de la toux.
- ドイツ語:Mir ist schwindlig. / Ich habe Schüttelfrost. / Ich habe Husten.
- イタリア語:Ho le vertigini. / Ho i brividi. / Ho la tosse.

この短いフレーズがどれか反射的に出てくるように、発音も含めて出張前に声に出して練習しておきましょう。
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② 「症状+ジェスチャー」をセットで練習する
体調表現は、言葉だけより視覚情報がある方が伝わります。
- 目まい:こめかみに手を当てる/軽く目を閉じる
- 寒け:腕をさする/肩をすくめる
- せき:口元を押さえる仕草
言語が多少違っても、症状+動作が揃うと理解度は一気に上がります。
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③ 3秒ルールで「言語を選ばず出す」練習
スマホのタイマーを3秒に設定し、「目まい」「寒気」「せき」のどれかを見た瞬間に、考えず口に出す練習をします。
- 今日は英語
- 明日はスペイン語
- 次はフランス語
と言語を日替わりで切り替えるのがポイントです。

現場では「正しい言語」を選ぶ時間はありません。先に口が動く状態を作りましょう。
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④ 症状は「重さ」を足さず、事実だけ言う
体調が悪いと、つい大げさに言いたくなりますが、まずは事実だけを短く出します。
- ✕「とてもひどい」
- ◯「目まいがする」
相手が深刻だと判断すれば、自然に次の質問が来ます。
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⑤ 最後は「言えたらOK」で切り上げる
練習のゴールは、
- 完璧な文法
- きれいな発音
ではありません。

体調が悪いときに、一言出せたら合格です。それだけで状況は確実に前に進みます。
まとめ(学びの振り返り)
海外で体調に違和感を覚えたとき、大切なのは正確な診断名でも流暢な英語でもありません。
まずは、今の状態を一言で外に出すことです。
今回取り上げた
- 目まいがする
- 寒けがする
- セキがでる
というフレーズは、どれも軽く見えがちですが、放置すると不安が増えやすい症状です。
逆に言えば、この三つを短く・はっきり伝えられるだけで、海外での体調トラブルはかなり楽になります。

海外出張中に「この程度なら我慢できる」と思って何も言わずにいた結果、あとから状況が悪化して、結局まわりに余計な心配をかけてしまった…といったことにならないようにしたいですね。
経験上、早めに一言伝えておいた方が、対応も気持ちもずっと軽くなります。
六カ国語を並べて覚える目的は、全部を完璧に話すことではありません。
止まらずに、どれか一つが口から出る状態を作るための練習です。
体調が万全でないときほど、言葉はシンプルでいい。
今回のフレーズを頭の片隅に置いておくだけで、海外でも落ち着いて次の行動を選べるようになります。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




