海外でお腹の調子が悪いときに使える|腹痛・下痢を伝える言い方

海外出張や旅行中、体調トラブルの中でも特に厄介なのが、お腹の不調です。
たとえば、
- 移動中にお腹がキリキリ痛くなる
- 突然トイレから離れられなくなる
- 前日の食事やお酒を少し後悔する
こうした胃腸トラブルは、見た目では分かりづらく、しかも人に相談しにくいのが厄介なところです。

私も海外出張中にお腹の調子がわるくなってしまい、「これくらい大丈夫だろう」と思って我慢してしまったところ、結果的に予定にも影響が出るくらいまで症状が悪化してしまったことかあります。
経験上、この場面で困るのは、症状そのものよりもどう切り出して、どう伝えるかです。
英語が完璧かどうかより、「腹が痛い」「下痢をしている」という要点を短く出せるかで、その後の対応が大きく変わります。
そこでこの記事では、
- 腹が痛い
- 下痢をした
- 食べ(飲み)すぎた
という、海外で起こりがちな胃腸トラブルについて、まず一言で状況を前に進めるための伝え方を整理していきます。
この記事でわかること
- 海外で腹痛や下痢を無理なく伝える言い方
- 胃腸トラブルを症状として誤解なく伝えるコツ
- 六カ国語それぞれのニュアンスと使い分け
- 出張中でも慌てず対応するための考え方
六カ国語フレーズのまとめ
意味:腹が痛い
- 日本語 :ハラガ イタイ
- 英語 :I have a stomachache.(アイ ハヴ ア スタマックエイク)
- スペイン語:Me duele el estómago.(メ ドゥエレ エル エストマゴ)
- フランス語:J’ai mal à l’estomac.(ジェ マル ア レストマ)
- ドイツ語 :Ich habe Bauchschmerzen.(イッヒ ハーベ バウホシュメルツェン)
- イタリア語:Ho mal di stomaco.(オ マル ディ ストマコ)
意味:下痢をした
- 日本語 :ゲリヲ シタ
- 英語 :I have diarrhea.(アイ ハヴ ダイアリア)
- スペイン語:Tengo diarrea.(テンゴ ディアレア)
- フランス語:J’ai la diarrhée.(ジェ ラ ディアレ)
- ドイツ語 :Ich habe Durchfall.(イッヒ ハーベ ドゥルヒファル)
- イタリア語:Ho la diarrea.(オ ラ ディアレア)
意味:食べ(飲み)すぎた
- 日本語 :タベ(ノミ)スギタ
- 英語 :I ate (drank) too much.(アイ エイト(ドランク)トゥー マッチ)
- スペイン語:Comí (bebí) demasiado.(コミ(ベビ)デマシアド)
- フランス語:J’ai trop mangé (bu).(ジェ トロ マンジェ(ビュ))
- ドイツ語 :Ich habe zu viel gegessen (getrunken).(イッヒ ハーベ ツー フィール ゲゲッセン(ゲトルンケン))
- イタリア語:Ho mangiato (bevuto) troppo.(オ マンジャート(ベヴート)トロッポ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「腹が痛い」:原因不明でも“今の状態”を即伝える
腹痛は原因が特定できなくても、状態そのものを伝えるだけで次の対応につながります。
診断名を探す必要はありません。
判断軸:
- 移動中・会議前に痛みが出た
- 食事後に違和感が続く
- まず休む/トイレを探したい
失敗例:
- 「sick(具合が悪い)」でぼかし、腹痛だと伝わらない
- 原因説明を長くして話が止まる
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I have a stomachache. は日常〜医療で万能。事務的に通じます。
- スペイン語:Me duele el estómago. は痛みの部位が明確で誤解が少ない。
- フランス語:J’ai mal à l’estomac. は症状報告として自然。
- ドイツ語:Ich habe Bauchschmerzen. は複数形で症状全体を示します。
- イタリア語:Ho mal di stomaco. は会話的で通じやすい。
発音のコツ:
- 英語:stó-ma-chake を二拍で
- 西語:doú-le の強弱をはっきり
- 仏語:es-to-MA を軽く
- 独語:Bauch-schmer-zen と区切る
- 伊語:sto-MA-co を明瞭に
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「下痢をした」:恥ずかしがらず“症状名”をそのまま出す
下痢は遠回しに言うほど誤解されます。
短く、症状名を出すのが最短です。
判断軸:
- トイレから離れられない
- 移動や会議に支障が出る
- 薬局・ホテルに相談したい
失敗例:
- ジェスチャーだけで済ませ、深刻度が伝わらない
- 「お腹の調子が悪い」と曖昧に言う
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I have diarrhea. は医療・薬局で直球。
- スペイン語:Tengo diarrea. は短く即通じる。
- フランス語:J’ai la diarrhée. は症状名として標準。
- ドイツ語:Ich habe Durchfall. は強めだが誤解なし。
- イタリア語:Ho la diarrea. は会話・医療両用。
発音のコツ:
- 英語:dai-a-RI-a を四拍で
- 西語:di-a-RE-a
- 仏語:di-a-RE を軽く
- 独語:DURCH-fall を強調
- 伊語:di-a-RE-a を明瞭に
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「食べ(飲み)すぎた」:原因を“一言で補足”する
このフレーズは言い訳ではなく状況整理。
症状とセットで使うと理解が早まります。
判断軸:
- 腹痛・下痢の原因説明が必要
- 深刻さを下げたい
- 自分の判断で休みたい
失敗例:
- 原因説明だけで症状を言わない
- 長い説明で相手を待たせる
言語ごとのニュアンス:
- 英語:I ate (drank) too much. は理由説明として自然。
- スペイン語:Comí (bebí) demasiado. は率直。
- フランス語:J’ai trop mangé (bu). は軽い自己申告。
- ドイツ語:Ich habe zu viel gegessen (getrunken). は事実報告型。
- イタリア語:Ho mangiato (bevuto) troppo. は会話的。
発音のコツ:
- 英語:too much を強めに
- 西語:de-ma-SIA-do
- 仏語:tro man-JE
- 独語:zu viel をはっきり
- 伊語:TROP-po を強調
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:朝のホテルで、腹痛が出て予定を調整したいとき
海外出張中、朝食後に急にお腹が痛くなると、それだけで一日の段取りが狂います。
この場面では、詳しい説明よりもまず状況を一言伝えることが重要です。
- 私: I have a stomachache.
- ホテルスタッフ: I see. Do you need a doctor or some medicine?
- 私: Just some medicine, please.
六カ国語でも流れは同じです。
- スペイン語:Me duele el estómago.
- フランス語:J’ai mal à l’estomac.
- ドイツ語:Ich habe Bauchschmerzen.
- イタリア語:Ho mal di stomaco.

「朝から腹痛」は珍しくありません。まず症状だけを出すと、相手が自然に次の選択肢を提示してくれます。
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シーン2:移動中に下痢が止まらず、事情を伝えたいとき
移動日や会議前に下痢が続くと、焦りがちですが、ここでも言い切りが大切です。
- 私: I have diarrhea.
- 同行者: Oh, are you okay?
- 私: I need to take a short break.
六カ国語では以下のように短く伝えます。
- スペイン語:Tengo diarrea.
- フランス語:J’ai la diarrhée.
- ドイツ語:Ich habe Durchfall.
- イタリア語:Ho la diarrea.

遠回しにせず、症状名を出す方が、相手も対応を判断しやすくなります。
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シーン3:レストランで体調不良の理由を軽く伝えるとき
会食中に体調が悪くなった場合、深刻に見せすぎない配慮も必要です。
そんなときは、原因を一言添えると場の空気が和らぎます。
- 私: I ate too much yesterday.
- 相手: Oh, I see. Take it easy.
六カ国語の例です。
- スペイン語:Comí demasiado.
- フランス語:J’ai trop mangé.
- ドイツ語:Ich habe zu viel gegessen.
- イタリア語:Ho mangiato troppo.

原因を一言補足するだけで、「大事ではない」というニュアンスが自然に伝わります。
実践アクション:今日からできる練習法
① 胃腸トラブルは「症状→原因」の二段階で口を動かす
腹痛や下痢の場面では、最初から完璧に説明しようとすると止まります。
実務では、まず症状だけ、余裕があれば原因を一言添えるのが最も通じやすい流れです。
まずは「症状」だけを出す練習をします。
- 英語:I have a stomachache. / I have diarrhea.
- スペイン語:Me duele el estómago. / Tengo diarrea.
- フランス語:J’ai mal à l’estomac. / J’ai la diarrhée.
- ドイツ語:Ich habe Bauchschmerzen. / Ich habe Durchfall.
- イタリア語:Ho mal di stomaco. / Ho la diarrea.

「症状を一言出す」だけで、相手は次の対応を考えてくれます。
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② 原因フレーズは“補足扱い”で差し込む練習をする
次に、「食べ(飲み)すぎた」を補足情報として差し込む練習です。
これは言い訳ではなく、状況整理のための一言です。
- 英語:I ate too much. / I drank too much.
- スペイン語:Comí demasiado. / Bebí demasiado.
- フランス語:J’ai trop mangé. / J’ai trop bu.
- ドイツ語:Ich habe zu viel gegessen. / getrunken.
- イタリア語:Ho mangiato troppo. / bevuto troppo.

「症状→原因」の順番を守るだけで、説明が一気に実務向きになります。
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③ 胃腸トラブルは「3秒ルール」で反射を作る
腹痛や下痢は突然きます。
考える時間はありません。
そこでおすすめなのが3秒ルールです。
やり方は簡単です。
- 症状を感じた想定で、3秒以内にどれか1言語で言う
- 言語は選ばない(出てきた言語でOK)
例:
- 「腹が痛い」と思ったら → I have a stomachache.
- 英語が出なければ → Me duele el estómago.

六カ国語は「選ぶ」ためではなく、「止まらない」ために回します。
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④ 最後は「単語+ジェスチャー」前提で割り切る
最悪の体調時は、文ですら出ないこともあります。
その場合は、症状単語+お腹を押さえるジェスチャーで十分です。
- 英語:stomachache / diarrhea
- スペイン語:estómago / diarrea
- フランス語:estomac / diarrhée
- ドイツ語:Bauch / Durchfall
- イタリア語:stomaco / diarrea

完璧な文章より、「今つらい」が伝わることの方が大切です。
胃腸トラブルは我慢しないことが最大の対策。
一言出せる準備があるだけで、出張や旅行の安心感は大きく変わります。
まとめ(学びの振り返り)
海外での胃腸トラブルは、決して珍しいものではありません。
むしろ、食事・水・移動・緊張といった条件が重なりやすい分、誰にでも起こり得るトラブルです。
今回扱った
- 腹が痛い
- 下痢をした
- 食べ(飲み)すぎた
といったフレーズも、流暢に説明するためのものではありません。
大切なのは、
- まず症状を一言で出す
- 余裕があれば原因を補足する
という順番を守ることです。

私のように、「これくらいなら我慢できる」と思って動き続けて、結果的に周囲に余計な迷惑をかけてしまわないように、したいですね。
そのとき痛感したのは、体調の不調は早めに伝えたほうが、結果的に楽になるということでした。
六カ国語を並べて練習する目的も、「全部話せるようになること」ではありません。
止まらずに、まず一言出すために、出てきた言語をそのまま使える状態を作ることです。
胃腸トラブルは我慢するほど悪化しやすく、判断も鈍ります。
今回のフレーズと考え方を頭に入れておけば、海外でも必要以上に無理をせず、自分の体調を守りながら行動できるようになります。

出張や旅行を最後まで乗り切るためにも、「お腹の不調は、早めに一言伝える」。この意識だけは、ぜひ持っておいてください。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。



