海外で体調が治るまでの経過を確認したいときに使える基本フレーズ

海外で体調を崩し、病院やクリニックを受診したあとに意外と困るのが、「このあとどうなるのか」という確認です。
その場の症状は伝えられたとしても、
- どのくらいで治るのか
- 今の状態は順調なのか
- 少し良くなっていると言っていいのか
といった回復や経過に関するやり取りになると、急に言葉が出てこなくなることがあります。

過去に私も海外出張中に体調を崩した際、診察は終わったものの、「結局、何日くらいで普通に戻れるのか」がはっきり分からないまま話が終わってしまい、あとから不安になった経験がありました。
英語や現地語が完璧である必要はありませんが、
- 回復の見通しを確認する一言
- 今の状態を簡単に伝える表現
を知っているかどうかで、安心感は大きく変わります。
そこでこの記事では、海外で診察を受けたあとに使いやすい、
- 「どのくらいで治りますか」
- 「相変わらずよくありません」
- 「少し(だいぶ)よくなりました」
といった、回復・経過を伝える基本フレーズを整理していきます。
症状そのものだけでなく、「今どういう状態か」「この先どうなりそうか」を確認できるようになると、海外での体調トラブルへの不安はかなり軽くなります。
この記事でわかること
- 「どのくらいで治りますか」を海外で自然に聞く言い方
- 回復していない/回復してきた状態の伝え分け
- 回復・経過を表す六カ国語フレーズのニュアンスの違い
- 出張サラリーマンが不安を減らすための確認のコツ
六カ国語フレーズのまとめ
意味:どのくらいで治りますか
- 日本語 :ドノクライデ ナオリマスカ
- 英語 :How long will it take to recover?(ハウ ロング ウィル イット テイク トゥ リカヴァー)
- スペイン語:¿Cuánto tiempo tardará en recuperarse?(クアント ティエンポ タルダラ エン レクペラルセ)
- フランス語:Combien de temps faudra-t-il pour guérir ?(コンビヤン ドゥ トン ファドラ ティル プール ゲリール)
- ドイツ語 :Wie lange dauert es, bis ich mich erhole?(ヴィー ランゲ ダウアート エス ビス イッヒ ミヒ エアホーレ)
- イタリア語:Quanto tempo ci vorrà per guarire?(クアント テンポ チ ヴォラ ペル グアリーレ)
意味:相変わらずよくありません
- 日本語 :アイカワラズ ヨクアリマセン
- 英語 :I still don’t feel well.(アイ スティル ドント フィール ウェル)
- スペイン語:Sigo sin sentirme bien.(スィゴ シン センティルメ ビエン)
- フランス語:Je ne me sens toujours pas bien.(ジュ ヌ ム サン トゥジュール パ ビヤン)
- ドイツ語 :Mir geht es immer noch nicht gut.(ミア ゲート エス イマー ノッホ ニヒト グート)
- イタリア語:Non mi sento ancora bene.(ノン ミ セント アンコーラ ベーネ)
意味:少し(だいぶ)よくなりました
- 日本語 :スコシ(ダイブ)ヨクナリマシタ
- 英語 :I feel a little (much) better.(アイ フィール ア リトル(マッチ)ベター)
- スペイン語:Me siento un poco (mucho) mejor.(メ シエント ウン ポコ(ムーチョ) メホール)
- フランス語:Je me sens un peu (beaucoup) mieux.(ジュ ム サン ザン プー(ボクー) ミュー)
- ドイツ語 :Mir geht es etwas (viel) besser.(ミア ゲート エス エトヴァス(フィール) ベッサー)
- イタリア語:Mi sento un po’ (molto) meglio.(ミ セント ウン ポ(モルト) メリオ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「どのくらいで治りますか」:回復の見通しを“期間”で確認する
このフレーズは、症状そのものではなく、
「回復までの時間軸」
を確認するための一言です。
診察や簡単な処置が終わったあとに使うことで、「この先どう行動すればよいか」を判断しやすくなります。
- 判断軸は、「今すぐ危険か」ではなく、数日〜数週間単位での見通しを知りたいときです。
- 失敗例として多いのは、診察の最初にいきなり聞いてしまうことです。
症状説明より先に回復期間を聞くと、「状況を分かっていない」という印象になる場合があります。
文化差・場の空気としては、
- 英語・ドイツ語は事務的に期間を確認するニュアンス
- フランス語・イタリア語は会話の流れの中で見通しを尋ねる印象
- スペイン語は相手の説明を引き出す聞き方になります
六カ国語の違い:
- 英語:How long will it take to recover? は、回復期間を客観的に確認する表現。
- スペイン語:¿Cuánto tiempo tardará en recuperarse? は、説明を前提とした聞き方。
- フランス語:Combien de temps faudra-t-il pour guérir ? は、やや丁寧で医師向け。
- ドイツ語:Wie lange dauert es, bis ich mich erhole? は、期間の明確化に重き。
- イタリア語:Quanto tempo ci vorrà per guarire? は、会話的で柔らかい。
発音のコツ:
- 英語:How long を一息で言う
- スペイン語:tiempo をはっきり
- フランス語:temps は語尾を詰める
- ドイツ語:lange を強めに
- イタリア語:tempo を明るく
「相変わらずよくありません」:改善していない状態を正確に伝える
このフレーズは、「良くなっていない」ことを率直に伝えるための表現です。
我慢して「大丈夫」と言ってしまうと、適切な対応が遅れる原因になります。
- 判断軸は、前回と比べて明確な改善が感じられないとき。
- 失敗例は、「bad」「terrible」など強い単語を使いすぎること。
状態が悪化していない場合でも、過剰に伝わることがあります。
文化差・場の空気としては、
- 英語・ドイツ語は事実報告
- フランス語・イタリア語は体調感覚の共有
- スペイン語は継続状態を示します
六カ国語の違い:
- 英語:I still don’t feel well. は簡潔で失礼にならない。
- スペイン語:Sigo sin sentirme bien. は「まだ続いている」感。
- フランス語:Je ne me sens toujours pas bien. はやや丁寧。
- ドイツ語:Mir geht es immer noch nicht gut. は事実のみ。
- イタリア語:Non mi sento ancora bene. は柔らかい響き。
発音のコツ:
- 英語:still を軽く強調
- スペイン語:sigo をはっきり
- フランス語:toujours を流す
- ドイツ語:immer noch を区切る
- イタリア語:ancora を自然に
「少し(だいぶ)よくなりました」:回復傾向を段階で伝える
このフレーズは、回復してきている事実を伝える表現です。
「完治」ではなく、途中経過を共有する役割があります。
- 判断軸は、症状が軽くなった・楽になったと自覚できるとき。
- 失敗例は、「もう大丈夫」と言い切ってしまうこと。
その後の注意点を聞き逃す可能性があります。
文化差・場の空気としては、
- 英語・ドイツ語は程度を明確
- フランス語・イタリア語は感覚寄り
- スペイン語は比較表現が自然です
六カ国語の違い:
- 英語:I feel a little (much) better. は調整しやすい。
- スペイン語:Me siento un poco (mucho) mejor. は感覚的。
- フランス語:Je me sens un peu (beaucoup) mieux. は会話的。
- ドイツ語:Mir geht es etwas (viel) besser. は論理的。
- イタリア語:Mi sento un po’ (molto) meglio. は柔らかい。
発音のコツ:
- 英語:better を下げ調子で
- スペイン語:mejor を明確に
- フランス語:mieux を短く
- ドイツ語:besser をはっきり
- イタリア語:meglio を滑らかに
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:海外のクリニックで診察後、回復までの見通しを確認したいとき
海外出張中に体調を崩し、現地のクリニックで診察を受けた直後。
処方や簡単な説明は受けたものの、
「このあとどう行動すればいいのか」
はっきりしない場面です。
このタイミングで重要なのは、症状を繰り返すことではなく、回復までの目安を一言で確認することです。
たとえば、診察がひと区切りついたところで、
- 英語:How long will it take to recover?
- スペイン語:¿Cuánto tiempo tardará en recuperarse?
- フランス語:Combien de temps faudra-t-il pour guérir ?
と聞けば、
- 「数日で回復するのか」
- 「しばらく安静が必要か」
といった説明を引き出しやすくなります。

私の経験上、ここを聞かずに帰ってしまうと、ホテルに戻ってから不安が一気に出てきます。
診察の締めに一言聞くだけで、その後の行動判断がかなり楽になります。
シーン2:再診や経過確認で「まだよくなっていない」ことを伝えるとき
数日たっても体調が思ったほど回復せず、再度相談する場面です。
このとき、「悪化している」と言う必要はありませんが、改善していない事実はきちんと伝える必要があります。
ここでは感情的な表現ではなく、落ち着いて事実を伝えます。
- 英語:I still don’t feel well.
- ドイツ語:Mir geht es immer noch nicht gut.
- イタリア語:Non mi sento ancora bene.

「我慢できるから大丈夫」と言ってしまうと、対応が軽くなることが多いです。
良くなっていない=失礼ではありません。
正確に伝えることが、次の判断につながります。
シーン3:ホテルや職場で回復傾向を簡単に伝えたいとき
完全ではないものの、体調が少しずつ戻ってきた場面。
医師や同僚、ホテルスタッフに状態を聞かれたときは、回復途中であることを一言で伝えられると便利です。
たとえば、
- 英語:I feel a little better.
- スペイン語:Me siento un poco mejor.
- フランス語:Je me sens un peu mieux.
と伝えるだけで、「無理はしないほうがいいですね」といった配慮ある返答につながりやすくなります。

「もう大丈夫」と言い切らず、回復途中だと伝えるほうが、結果的に楽でした。
回復の度合いを調整して伝えることで、その後のサポートや理解が得やすくなります。
実践アクション:今日からできる練習法
回復や経過を伝えるフレーズは、単語を知っているだけでは実際の場面で出てきません。
ここでは「回復・経過フレーズ専用」の実践向け練習法に絞って整理します。
① 回復フレーズは「時間・状態・変化」の3軸で回す
今回のフレーズはすべて、
- 時間:どのくらいで
- 状態:まだ良くない/少し良くなった
- 変化:回復している途中
という3つの軸で構成されています。
まずは六カ国語で「状態」だけを口に出します。
- 英語:I still don’t feel well.
- スペイン語:Sigo sin sentirme bien.
- フランス語:Je ne me sens toujours pas bien.
- ドイツ語:Mir geht es immer noch nicht gut.
- イタリア語:Non mi sento ancora bene.

「文章」ではなく「状態」をそのまま出す練習をすると、実戦で詰まりにくくなります。
② 回復してきた表現は「程度の差し替え」だけで練習する
回復を伝えるフレーズは、少し/だいぶの切り替えができれば十分です。
六カ国語で、同じ型のまま程度だけを入れ替えてみます。
- 英語:a little → much
- スペイン語:un poco → mucho
- フランス語:un peu → beaucoup
- ドイツ語:etwas → viel
- イタリア語:un po’ → molto

「別の文を覚える」のではなく、「同じ文を調整する」意識がポイントです。
③ 回復期間の確認は「3秒ルール」で反射を作る
「どのくらいで治りますか」は、考えてから言うと遅れます。
そこで3秒ルールを使います。
やり方は簡単で、
- 頭の中で「治るまで?」と日本語で思う
- 3秒以内に、出てきた言語で言う
例:
- 英語:How long will it take to recover?
- スペイン語:¿Cuánto tiempo tardará en recuperarse?
- フランス語:Combien de temps faudra-t-il pour guérir ?

こちらのブログをブックマークしておいていただけると、海外で体調がわるくなったときもサッと思い出してもらえると思います(笑)
④ 回復・経過は「言い切らない」練習をしておく
実務では、
- 完治かどうか分からない
- その日の体調で変わる
という状態がほとんどです。
そのため、練習でもあえて言い切らない表現を使います。
- 英語:I feel a little better.
- スペイン語:Me siento un poco mejor.
- フランス語:Je me sens un peu mieux.
- ドイツ語:Mir geht es etwas besser.
- イタリア語:Mi sento un po’ meglio.

「まだ途中」という言い方を身につけると、無理な行動を避けやすくなります。
まとめ(学びの振り返り)
海外で体調を崩したとき、いちばん不安になるのは症状そのものよりも、
「この先どうなるのか分からない状態」
かもしれません。
今回紹介した、
- どのくらいで治りますか
- 相変わらずよくありません
- 少し(だいぶ)よくなりました
といったフレーズは、診察後や経過確認の場面で、自分の状態を正確に共有するための言葉です。

私も海外出張中に体調を崩した際に、「もう少し様子を見たほうがいいのか」「普通に動いてもいいのか」を確認できたことで、その後の予定や判断にかなり余裕が生まれたので、このフレーズを覚えておいてよかったと思った経験があります。
大切なのは、流暢に話すことではありません。
回復していないのか、少し良くなっているのか、まだ途中なのか。
この“今の位置”を一言で伝えられるかどうかです。
体調トラブルは、誰にでも起こり得ます。
そんなときに、回復や経過を落ち着いて伝えられるだけで、海外での不安は確実に小さくなります。
次に体調について聞かれたら、今回のフレーズの中から、出てきた言語で一言伝えてみてください。
それだけで、状況は一歩前に進みます。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。


