ホテルで依頼・サービスを頼むときの六カ国語フレーズまとめ

海外ホテルに泊まると、フロントでのちょっとした依頼が意外と多く発生します。
- 「この手紙を日本に送りたい」
- 「シャツにアイロンをかけてほしい」
- 「スーツをクリーニングに出したい」
- 「いつ仕上がりますか?」
――どれも難しい話ではないのですが、その場でサッと言えないと、つい後回しにしてしまいがちです。
特に出張中は、限られた滞在日数の中で、仕事用のシャツをどう回すかはわりと重要なテーマです。
クリーニングに出すタイミングを間違えると、翌朝の会議に着ていくシャツがない…なんて事態にもなりかねません。
私もこれまでの出張で、ホテルのランドリーサービスに何度もお世話になりました。

英語が通じる国でも、仕上がり時間やアイロンだけお願いしたい場合の言い方など、細かいところで「あれ、何て言うんだっけ?」と迷うことが多かったです。
そこでこの記事では、海外ホテルでよく使う次の4つのフレーズを六カ国語で整理し、ニュアンスや使い分け、発音のコツをまとめていきます。
- この手紙を航空(船)便で出してください
- これにアイロンをかけてください
- クリーニングを頼みます
- いつ仕上がりますか?
どれも短いフレーズですが、郵便・アイロン・クリーニング・仕上がり時間という、仕事にもプライベートにも欠かせない場面で役立つ表現です。
六カ国語で比較しながら覚えることで、その国のホテルでも自信を持って頼めるようになります。
この記事でわかること
- 海外ホテルでの郵便・アイロン・クリーニング依頼に使える六カ国語フレーズ
- 「航空便/船便」「アイロンだけ」「仕上がり時刻」を伝えるコツ
- 出張サラリーマン目線で見た、サービスを頼むときの注意点と実体験
六カ国語フレーズのまとめ
意味:この手紙を航空(船)便で出してください
- 日本語 :コノ テガミ ヲ コウクウ(セン)ビン デ ダシテ クダサイ
- 英語 :Please send this by air mail [sea mail].(プリーズ センド ディス バイ エア メイル[シー メイル])
- スペイン語:Haga el favor de enviar esto por correo aéreo [marítimo].(アガ エル ファボール デ エンビアル エスト ポル コレオ アエレオ[マリティモ])
- フランス語:Pourriez-vous envoyer ceci par avion [bateau] ?(プリエ ヴー アンヴォワイエ スシ パル アヴィヨン[バトー])
- ドイツ語 :Schicken Sie das bitte mit Luftpost [gewöhnlicher Post].(シッケン ズィー ダス ビッテ ミット ルフトポスト[ゲヴェーンリッヒェア ポスト])
- イタリア語:Lo spedisca per via aerea [per mare] per favore.(ロ スペディスカ ペル ヴィア アエレア[ペル マーレ] ペル ファヴォーレ)
意味:これにアイロンをかけてください
- 日本語 :コレ ニ アイロン ヲ カケテ クダサイ
- 英語 :Iron these things.(アイアン ジーズ シングス)
- スペイン語:Por favor, pláncheme estas cosas.(ポル ファボール プランチェメ エスタス コサス)
- フランス語:Repassez ces effets, s’il vous plaît.(ルパセ セ ゼフェ シル ヴ プレ)
- ドイツ語 :Bitte bügeln Sie diese Sachen.(ビッテ ビューゲルン ズィー ディーゼ ザッヘン)
- イタリア語:Mi faccia stirare queste cose.(ミ ファッチャ スティラーレ クエステ コーゼ)
意味:クリーニングを頼みます
- 日本語 :クリーニング ヲ タノミマス
- 英語 :I want to send this to the laundry.(アイ ワント トゥ センド ディス トゥ ザ ローンドリ)
- スペイン語:Quisiera enviar esta ropa al lavado.(キシエラ エンビアル エスタ ロパ アル ラバード)
- フランス語:Pourriez-vous donner ceci à nettoyer ?(プリエ ヴー ドネ スシ ア ネトワイエ)
- ドイツ語 :Ich möchte das in die Wäsche geben.(イッヒ メヒテ ダス イン ディ ヴェシェ ゲーベン)
- イタリア語:Vorrei mandarlo alla lavanderia.(ヴォッレイ マンダルロ アッラ ラヴァンデリーア)
意味:いつ仕上がりますか?
- 日本語 :イツ シアガリマスカ
- 英語 :When will it be ready?(ウェン ウィル イット ビー レディ)
- スペイン語:¿Cuándo estará listo?(クアンド エスタラ リスト)
- フランス語:Quand puis-je l’avoir ?(カン ピュイ ジュ ラヴォワール)
- ドイツ語 :Wann wird es fertig sein?(ヴァン ヴィルト エス フェアティッヒ ザイン)
- イタリア語:Quando sarà pronto?(クアンド サラ プロント)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「この手紙を航空(船)便で出して下さい」:スピードかコストかの違いを表現する
ホテルから日本や別の国へ手紙や書類を送るとき、まず決めなければいけないのが航空便(早く届く)か船便(安いが時間がかかる)かです。
英語の “air mail / sea mail” のように、六カ国語でも「空」か「海」かを表す単語がそのまま出てきます。
- 英語:air mail / sea mail
- スペイン語:correo aéreo / correo marítimo
- フランス語:par avion / par bateau
- イタリア語:via aerea / per mare
どの言語も、「送る(enviar / envoyer / schicken / spedire)」+「経路(航空・船)」の組み合わせで構成されているので、動詞と経路の単語セットで覚えると応用が効きます。

私も一度、急ぎの書類を普通郵便で出してしまい、到着がギリギリになったことがありました。
受付で “air mail, please.” の一言を足しておけば…と後から反省した経験があります。
「これにアイロンをかけて下さい」:アイロンだけ頼みたいときの便利フレーズ
シャツ自体は前日に洗っておいたけれど、どうしてもシワが気になる…。
そんなときは「アイロンだけ」をお願いできるととても助かります。
英語の “Iron these things.” はシンプルですが、実際の現場では “Could you iron this shirt?” のように、アイロンをかけてほしいものを具体的に言うことが多いです。
スペイン語・フランス語・イタリア語では、「アイロンをかける」という動詞がはっきり決まっているので、単語ごと覚えてしまうのがおすすめです。
- スペイン語:planchar(プランチャル:アイロンをかける)
- フランス語:repasser(ルパセ:アイロンをかける)
- イタリア語:stirare(スティラーレ:アイロンをかける)
ドイツ語は “bügeln(ビューゲルン)” を使うのが一般的で、これもホテルのランドリーフォームなどに頻出する単語です。
アイロン依頼のポイントは、いつまでに仕上げてほしいかをセットで伝えること。
この後紹介する「いつ仕上がりますか?」と組み合わせれば、翌朝の会議に間に合うように調整しやすくなります。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:急ぎの書類を航空便で送りたいとき
海外出張中、現地で作成した書類を日本のオフィスへ早急に送りたい場面があります。
メールでは送れない資料や、現地で署名が必要な契約書など、物理的に届ける必要があるケースは意外と多いものです。
私も以前、翌日までに日本へ送らなければいけない契約書を抱えてしまい、ホテルのフロントに駆け込んだことがあります。

郵便局を探している時間もなかったので、ホテルから直接送れるのは本当に助かりました。
多言語での表現は次のとおりです:
- 英語:Please send this by air mail.
- スペイン語:Haga el favor de enviarlo por correo aéreo.
- フランス語:Pourriez-vous l’envoyer par avion ?
- ドイツ語:Können Sie das bitte mit Luftpost schicken?
- イタリア語:Lo spedisca per via aerea, per favore.
航空便を表す単語だけを青字にしておけば、現場でも指差しで伝えられるので安心です。
シーン2:スーツやシャツにアイロンをかけてほしいとき
出張先では、ハンガーに掛けていたシャツが思いのほかシワシワになってしまうことがあります。
清潔感が求められるビジネスシーンでは、アイロンをお願いできるかどうかが意外と重要です。
私もホテル到着後にスーツを出したら、長時間の移動で思った以上にシワがついていて焦ったことがあります。

前日にアイロンを依頼していたおかげで、翌朝は安心して会議に向かえました。
多言語での実例はこちらです:
- 英語:Could you iron this for me?
- スペイン語:¿Puede planchar esto para mí?
- フランス語:Pouvez-vous repasser ceci ?
- ドイツ語:Können Sie das bügeln?
- イタリア語:Potreste stirare questo?
注目したいのは、どの言語でも「アイロンをかける」という動詞がハッキリ存在しており、ここを覚えると実践で一気に使いやすくなる点です。
シーン3:クリーニングを依頼し、仕上がり時間を確認したいとき
出張中はスーツやワイシャツの着回しが限られているため、クリーニングの利用頻度が高くなりがちです。
特に2泊以上の滞在では、「いつ仕上がるか?」を確認することが非常に重要になります。
私も以前、仕上がりが翌日の昼だと思い込んでいたら、実は夕方で、会議の直前までバタバタしてしまったことがあります。

それ以来、必ず仕上がり時間を確認するようにしています・・・。
依頼と仕上がり確認はセットで覚えておくのが便利です:
- 英語:I’d like to send this to the laundry. / When will it be ready?
- スペイン語:Quisiera enviar esta ropa al lavado. / ¿Cuándo estará listo?
- フランス語:Pourriez-vous donner ceci à nettoyer ? / Quand puis-je l’avoir ?
- ドイツ語:Ich möchte das in die Wäsche geben. / Wann wird es fertig sein?
- イタリア語:Vorrei mandarlo alla lavanderia. / Quando sarà pronto?
クリーニング関連はホテルごとに仕組みが異なるため、依頼時点で仕上がりを確認するのがトラブル回避のコツです。
実践アクション:今日からできる練習法
海外ホテルでの依頼は、短いフレーズで信頼関係が生まれる場面でもあります。
ここでは、六カ国語をバランスよく身につけるための練習法をまとめます。
① 依頼動詞を六カ国語でセットで覚える
- 英語:send / iron / clean / be ready
- スペイン語:enviar / planchar / lavar / estar listo
- フランス語:envoyer / repasser / nettoyer / être prêt
- ドイツ語:schicken / bügeln / waschen / fertig sein
- イタリア語:spedire / stirare / lavare / essere pronto
② 仕上がり時間をセットで言う練習をする
例:
- “Ready at five, please.”
- “Listo para las cinco.”
- “Prêt à cinq heures.”
③ 依頼の丁寧度を比較する
スペイン語やイタリア語は「お願い」を丁寧に包む構文が多く、
英語は “Could you…?” を使うと柔らかくなります。
④ フロントの混雑を想定して短縮表現も用意する
- 英語:Laundry, please.
- スペイン語:Lavado, por favor.
- フランス語:Nettoyage, s’il vous plaît.
⑤ 実際の滞在を想定して声に出す
依頼フレーズは、口に出すことで定着が早まります。

鏡の前で練習したり、チェックイン時の流れを想定して言ってみるのも有効です。
まとめ(学びの振り返り)
海外ホテルでの依頼は、滞在の快適さを左右する重要なコミュニケーションです。
郵便、アイロン、クリーニング、仕上がり確認――どれも短いフレーズですが、六カ国語で比較して覚えることで、どんな国でも落ち着いて依頼できるようになります。
私自身も、依頼の表現を覚えたことで滞在がぐっとラクになりました。

特に「仕上がり時間の確認」は、出張のスケジュール管理に欠かせないポイントです。
この記事のフレーズを押さえておけば、海外ホテルでの依頼がスムーズになり、仕事にも観光にも余裕を持って臨めます。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。


