海外で道を聞いたとき「説明を理解する」ための3つの確認フレーズ

海外で道を聞いたとき、相手が親切に説明してくれるほど、逆にこうなりがちです。
- 「えっと…今の説明、最初からもう一回聞きたい」
- 「右?左?…っていうか、どの辺の話をしてる?」
- 「聞いてるフリをしたけど、正直ぜんぜん分かってない…」
私も海外出張や旅行で、道順を聞く場面は何度もありましたが、経験上つまずく原因は「英語力」よりも、
説明を理解するための“確認ポイント”を持っていないこと
です。
相手の説明が長くなるほど、こちらの頭の中の地図が崩れていくんですよね。

道案内は「相手が話してくれる」のを待つのではなく、こちらが理解できる形に整えていく方がうまくいきます。
そこでこの記事では、「道を教えてください」の次に使える、
説明を理解するための3つの確認フレーズ
に絞って整理します。
- ここまでの地図を書いてください(全体像をつかむ)
- 途中の目印を言ってください(迷いポイントを減らす)
- 北はどちらですか(方向感覚を固定する)
英語だけでなく、日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/イタリア語の六カ国語で並べて、ニュアンスの違いと「失敗しない使い方」まで実務目線で深掘りします。
この記事でわかること
- 海外で道順説明を理解できる形に整える3フレーズ
- 六カ国語での言い方と、言語ごとの距離感・丁寧さの違い
- ありがちな誤解(聞き返し・方角のズレ)を防ぐコツ
- 出張サラリーマンが迷いにくくなる思考手順
六カ国語フレーズのまとめ
意味:ここまでの地図を書いてください
- 日本語 :ココマデノ チズヲ カイテ クダサイ
- 英語 :Could you draw me a map up to here?(クッド ユー ドロー ミー ア マップ アップ トゥ ヒア)
- スペイン語:¿Puede dibujarme un mapa hasta aquí?(プエデ ディブハルメ ウン マパ アスタ アキ)
- フランス語:Pourriez-vous me dessiner un plan jusqu’ici ?(プーリエ ヴ メ デシネ アン プラン ジュスク イシ)
- ドイツ語 :Können Sie mir bis hierher eine Karte zeichnen?(ケーネン ズィー ミア ビス ヒアヘア アイネ カルテ ツァイヒネン)
- イタリア語:Può disegnarmi una mappa fino a qui?(プオ ディゼニャルミ ウナ マッパ フィノ ア クイ)
意味:途中の目印を言ってください
- 日本語 :トチュウノ メジルシヲ イッテ クダサイ
- 英語 :Please tell me some landmarks on the way.(プリーズ テル ミー サム ランドマークス オン ザ ウェイ)
- スペイン語:Por favor, dígame algunos puntos de referencia en el camino.(ポル ファボール ディガメ アルグノス プントス デ レフェレンシア エン エル カミーノ)
- フランス語:Dites-moi des points de repère en chemin, s’il vous plaît.(ディト モワ デ ポワン ドゥ ルペール アン シュマン スィル ヴ プレ)
- ドイツ語 :Nennen Sie mir bitte unterwegs ein paar Orientierungspunkte.(ネネン ズィー ミア ビッテ ウンターヴェークス アイン パー オリエンティールングスプンクテ)
- イタリア語:Per favore, mi dica dei punti di riferimento lungo la strada.(ペル ファヴォーレ ミ ディーカ デイ プンティ ディ リフェリメント ルンゴ ラ ストラーダ)
意味:北はどちらですか
- 日本語 :キタハ ドチラデスカ
- 英語 :Which way is north?(ウィッチ ウェイ イズ ノース)
- スペイン語:¿Dónde está el norte?(ドンデ エスタ エル ノルテ)
- フランス語:Où est le nord ?(ウ エ ル ノール)
- ドイツ語 :Wo ist Norden?(ヴォー イスト ノルデン)
- イタリア語:Dov’è il nord?(ドヴェ イル ノルド)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「ここまでの地図を書いてください」:説明を“視覚化”して誤解を潰す
このフレーズの強みは、言語力を一気に不要にすることです。
道案内でズレが起きるのは、単語を聞き取れないからというより、
頭の中で描いているルートが相手と一致していない
ことが原因になりがちです。
- 英語は draw me a map と言うだけで「紙に描いて」という意図がストレートに伝わります。ビジネス街でも観光地でも通じやすい表現です。
- スペイン語・イタリア語は、動詞(dibujar / disegnare)がはっきりしていて、頼みごととして自然です。ジェスチャーでペンの動きを添えると成功率が上がります。
- フランス語は plan(簡単な地図)の語感が「ざっくりでいいですよ」という柔らかさにつながります。
- ドイツ語は情報を正確に固めるニュアンスが強く、相手も丁寧に描いてくれることが多い印象です(もちろん人によります)。
判断軸:
- ✔ 説明が長くなりそう/すでに長いとき
- ✔ 交差点が多い、曲がる回数が多いと感じたとき
- ✔ 自分の地図アプリと相手の説明がズレていそうなとき
よくある失敗例:
- ❌ 途中まで理解した気になって、最後の一言だけで動き出す
- ❌ 「右・左」の単語だけを頼りにして、同じような交差点で迷う

「描いてもらう」は遠慮に見えますが、むしろ相手の説明負担を減らすことも多いです。口で10秒説明するより、線を2本引いた方が早いので…。
「途中の目印を言ってください」:迷いポイントを“ランドマーク化”する
道順の説明で一番強いのは、曲がる回数でも、通り名でもなく、目印(ランドマーク)です。
特に出張や旅行では、土地勘がないので、目印があるだけで安心感がまったく違います。
- 英語の landmarks はかなり便利で、「分かりやすい目印」をひとまとめにできます。
- スペイン語・フランス語は「基準点・目印」の言い方がやや長くなりますが、そのぶん相手が丁寧に説明してくれることがあります。
- ドイツ語は Orientierungspunkte のように“方向を定める点”という発想が強く、実務的です。
- イタリア語は会話の流れで補足がつきやすく、「あの大きい教会が見えたら…」のように説明が具体化しやすい印象です。
判断軸:
- ✔ 曲がる場所が多い/説明が複雑になりそう
- ✔ 地図が見にくい(電波が弱い、画面が小さい)
- ✔ 夜で通り名が見えにくい
よくある失敗例:
- ❌ 「何番目の角」だけで覚えようとして、数え間違える
- ❌ 目印が分からないのに「はい、分かりました」と言ってしまう

目印は「覚えるため」ではなく「自信を持つため」の情報です。見えた瞬間に「合ってる」と確信できるのが強い。
「北はどちらですか」:地図と現実を一致させる“最短の補助輪”
「北を聞く」と聞くと、少し大げさに感じるかもしれません。
でもこれ、地図アプリを見ながら歩く人ほど、実は効きます。
スマホの地図は「自分の向き」がズレていると、一気に分からなくなります。
そんなときに北が分かると、頭の中の回転が止まり、地図と景色が一致します。
- 英語の Which way is north? は実務的で、方角の矢印を指さしながら言うと通じやすいです。
- スペイン語・フランス語・イタリア語は「北はどこ?」というシンプルな構造で、ジェスチャーとの相性が良いです。
- ドイツ語も短く聞けるので、会話の途中で差し込んでも邪魔になりません。
判断軸:
- ✔ 地図はあるのに、向きが定まらないとき
- ✔ 大通りに出た/広場に出たなど、方向感覚がリセットされたとき
- ✔ 目印が見当たらず、位置関係から固めたいとき
よくある失敗例:
- ❌ 「右・左」を聞き続けて、そもそも自分がどっちを向いているか分からなくなる
- ❌ 地図の向きを回し続けて、余計に混乱する

方角の確認は、遠回りに見えて最短ルートになることが実は多いですよね。頭の中の地図が一度リセットされるからだと思います。[/balloon_code>
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:説明が長くなりそうなので、全体像を先に把握したいとき
海外で道を聞くと、相手がとても親切で、
「まずここを出て、次に右で、そこから…」
と一気に説明が始まることがあります。
ありがたい反面、こちらの頭の中では、まだスタート地点すら固まっていないことも多いです。
そんなときは、説明を途中で止めることを恐れずに、
「ここまでの地図を書いてください」
と伝えます。
- 英語:Could you draw me a map up to here?
- スペイン語:¿Puede dibujarme un mapa hasta aquí?
- フランス語:Pourriez-vous me dessiner un plan jusqu’ici ?
- ドイツ語 :Können Sie mir bis hierher eine Karte zeichnen?
- イタリア語:Può disegnarmi una mappa fino a qui?

こちらから聞いた手前、「説明を全部覚えなきゃ」というプレッシャーがあったのですが、このフレーズを覚えてからはだいぶ気の持ちようが楽になりました。
全体像が見えると、その後の説明は驚くほど理解しやすくなります。
シーン2:途中で迷いそうなポイントを先に押さえておきたいとき
道順が長い場合、すべてを覚えようとすると必ずどこかで曖昧になります。
このとき役に立つのが、
「途中の目印を言ってください」
という聞き方です。
- 英語:Please tell me some landmarks on the way.
- スペイン語:Por favor, dígame algunos puntos de referencia en el camino.
- フランス語:Dites-moi des points de repère en chemin, s’il vous plaît.
- ドイツ語 :Nennen Sie mir bitte unterwegs ein paar Orientierungspunkte.
- イタリア語:Per favore, mi dica dei punti di riferimento lungo la strada.

目印が一つでも分かっていると、「ここまで合ってる」という安心感がまったく違います。
特に、
- 大きな建物
- 橋・公園・交差点
といった視覚的に分かりやすいものを教えてもらえると、迷いにくくなります。
シーン3:地図はあるが、向きが分からなくなったとき
スマホの地図を見ているのに、
「自分がどっちを向いているのか分からない」
という状況は、海外ではよく起こります。
この状態で右・左だけを聞き続けると、かえって混乱します。
そんなときは、
「北はどちらですか」
と聞いて、方向感覚を一度リセットします。
- 英語:Which way is north?
- スペイン語:¿Dónde está el norte?
- フランス語:Où est le nord ?
- ドイツ語 :Wo ist Norden?
- イタリア語:Dov’è il nord?

やはり「北」が分かると、地図と現実が一気につながる感覚がありますよね、特に男性は。
方向を一度固定するだけで、その後の判断が格段に楽になります。
実践アクション:今日からできる練習法
① 「説明を止めるフレーズ」を六カ国語で準備する
まず大切なのは、説明を自分の理解ペースに戻すことです。
- 日本語:ここまでの地図を書いてください
- 英語:draw me a map
- スペイン語:dibujar un mapa
- フランス語:dessiner un plan
- ドイツ語 :eine Karte zeichnen
- イタリア語:disegnare una mappa

フレーズ全文ではなく、「核になる動詞」を出せるだけでも十分通じます。
② 目印は「一つでいい」と決めて聞く
練習では、あえて
- 目印は一つだけ
- 覚えるのも一つだけ
と制限します。
六カ国語すべてに共通して、情報を絞った方が実戦では強いです。
③ 迷ったら「北」を聞く癖をつける
右・左が分からなくなったら、
「どっちへ行くか」ではなく「どちらが北か」
に切り替えます。

方向を固定する → 行動を決める、という順番を身体に覚えさせます。
まとめ(学びの振り返り)
海外で道を聞いたときに大切なのは、
すべてを聞き取ることではありません。
- 全体像をつかむ
- 迷いポイントを減らす
- 方向感覚を固定する
この3点を押さえるだけで、道案内はぐっと理解しやすくなります。
今回紹介した
- ここまでの地図を書いてください
- 途中の目印を言ってください
- 北はどちらですか
というフレーズは、どれも「迷わないための道具」です。

私もこれらを意識して使うようになってから、海外で立ち止まる回数が明らかに減りました。
六カ国語は、流暢さのためではなく、判断を助ける選択肢を増やすために使いましょう。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。



