海外の街で迷わないための「道・行き方」を尋ねる基本フレーズ

海外出張や海外旅行で街を歩いていると、意外と多くの人がつまずくのが、「道の聞き方」です。
地図アプリはあるものの、電波が弱かったり、現在地がずれていたりして、
- 「今どこにいるのか」
- 「この方向で合っているのか」
が分からなくなる場面は少なくありません。
そんなとき、近くの人に聞ければ早いと分かっていても、
何をどう切り出せばいいのか分からず、声をかけられない
ということも多いのではないでしょうか。

私も、海外出張中にホテル周辺で迷い、目的地の名前は分かっているのに、行き方を聞けずに遠回りした経験があります。
後から振り返ると、英語力の問題というより、聞く順番とポイントを整理できていなかったのが原因でした。
道を尋ねる場面で大切なのは、完璧な表現よりも、相手が答えやすい形で質問できているかです。
そこでこの記事では、海外の街で道を聞くときに特に使用頻度の高い、
- 行き方を教えてもらう
- 近くにあるか確認する
- 遠いかどうかを判断する
という3つの基本に絞り、六カ国語での言い方と考え方を整理していきます。
この記事でわかること
- 「〜へ行く道を教えてください」を海外で自然に聞く方法
- 目的地が近くにあるかどうかの確認フレーズ
- 距離感(遠い・近い)を判断する聞き方
- 六カ国語それぞれのニュアンスと使い分け
六カ国語フレーズのまとめ
意味:すみませんが〜へ行く道を教えてください
- 日本語 :スミマセンガ 〜ヘ イク ミチヲ オシエテ クダサイ
- 英語 :Please tell me the way to ~.(プリーズ テル ミー ザ ウェイ トゥ)
- スペイン語:Por favor, dígame por dónde se va a ~.(ポル ファボール ディーガメ ポル ドンデ セ バ ア)
- フランス語:Pardon, quel est le chemin pour ~ ?(パルドン ケル エ ル シュマン プール)
- ドイツ語 :Bitte zeigen Sie mir den Weg nach ~.(ビッテ ツァイゲン ズィー ミア デン ヴェーク ナッハ)
- イタリア語:Per favore, mi può indicare la via per ~?(ペル ファヴォーレ ミ プオ インディカーレ ラ ヴィア ペル)
意味:この近くに(郵便局)はありますか
- 日本語 :コノ チカクニ(ユウビンキョク)ハ アリマスカ
- 英語 :Is there a post office near here?(イズ ゼア ア ポスト オフィス ニア ヒア)
- スペイン語:¿Hay alguna oficina de correos cerca de aquí?(アイ アルグナ オフィシーナ デ コレオス セルカ デ アキ)
- フランス語:Est-ce qu’il y a un bureau de poste près d’ici ?(エス キル ヤ アン ビュロー ドゥ ポスト プレ ディスィ)
- ドイツ語 :Ist ein Postamt hier in der Nähe?(イスト アイン ポストアムト ヒア イン デア ネーエ)
- イタリア語:C’è un ufficio postale qui vicino?(チェ ウン ウッフィーチョ ポスターレ クイ ヴィチーノ)
意味:〜ホテルはここから遠いですか
- 日本語 :〜ホテルハ ココカラ トオイデスカ
- 英語 :Is the ~ Hotel far from here?(イズ ザ ホテル ファー フロム ヒア)
- スペイン語:¿Está el hotel ~ lejos de aquí?(エスタ エル オテル レホス デ アキ)
- フランス語:Est-ce que l’hôtel ~ est loin d’ici ?(エス ク ロテル ロワン ディスィ)
- ドイツ語 :Ist das Hotel ~ weit von hier?(イスト ダス ホテル ヴァイト フォン ヒア)
- イタリア語:L’albergo ~ è lontano da qui?(ラルベルゴ ロンターノ ダ クイ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「〜へ行く道を教えてください」:最初は“方向”だけもらう意識
このフレーズは、正確なルート説明を求めるというより、まず
大まかな方向をつかむ
ための入口として使うのがコツです。
- 英語・ドイツ語は「way / Weg」といった道筋そのものを示す単語を使うため、指差しやジェスチャーと非常に相性が良い表現です。
- フランス語・イタリア語は、「どの道か」をやや会話的に聞くニュアンスがあり、相手が説明しながら案内してくれることも少なくありません。
- スペイン語は、「どこを通ればいいか」という動きのイメージを持たせやすい表現です。

細かい説明を一気にもらおうとせず、まず「方向」を聞く意識で使うと、道案内がスムーズになります。
「この近くにありますか」:距離感を一瞬で判断する質問
このフレーズは、
歩いて行ける距離かどうか
を判断するための質問です。
- 英語の near here は非常に実務的で、「徒歩圏内かどうか」を暗に含みます。
- 各言語とも「近くにあるか」というYes / Noで答えやすい構造になっているため、長い説明を引き出す必要がありません。

「行き方」より先に「近いか」を聞くことで、無駄な移動を防げます。
「ここから遠いですか」:移動手段を決めるための確認
このフレーズは、
歩くか、別の移動手段を使うか
を判断するための質問です。
- どの言語でも「far / loin / weit / lontano」といった距離感を表す形容詞が使われています。
- 数値で答えが返ってくるというより、感覚的な距離を教えてもらえるのが特徴です。

遠いかどうかを一言で確認できると、その後の行動が決めやすくなります。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:街中で目的地への行き方を聞きたいとき
海外の街を歩いていると、地図アプリを見ていても
- 「この通りで合っているのか」
- 「曲がる場所を通り過ぎていないか」
と不安になることがあります。
そんなときは、いきなり細かい説明を求めるよりも、
Please tell me the way to ~.
とシンプルに切り出すのがポイントです。
六カ国語での言い方は以下の通りです。
- 英語:Please tell me the way to ~.
- スペイン語:Por favor, dígame por dónde se va a ~.
- フランス語:Pardon, quel est le chemin pour ~ ?
- ドイツ語 :Bitte zeigen Sie mir den Weg nach ~.
- イタリア語:Per favore, mi può indicare la via per ~?

私の経験でも、最初にこの一言を出すだけで、相手が身振り手振りで教えてくれることが多く、理解しやすくなりました。
「完璧に理解する」より、「方向が合っているか」を確認する意識で使うと、道案内はぐっと楽になります。
シーン2:近くに目的の施設があるか判断したいとき
観光中や出張中は、「歩いて行ける距離かどうか」で行動が大きく変わります。
この場面では、
Is there a post office near here?
のように、「近くにあるか」を先に確認するのが実務的です。
- 英語:Is there a post office near here?
- スペイン語:¿Hay alguna oficina de correos cerca de aquí?
- フランス語:Est-ce qu’il y a un bureau de poste près d’ici ?
- ドイツ語 :Ist ein Postamt hier in der Nähe?
- イタリア語:C’è un ufficio postale qui vicino?

「あるか・ないか」を先に確認するだけで、無駄な移動や迷いを減らせます。
行き方を聞く前に距離感を確認する、これだけで動き方が整理されます。
シーン3:ホテルまでの距離感を把握したいとき
チェックイン前後や移動の合間など、
- 「この距離なら歩くべきか」
- 「それとも別の手段を使うべきか」
を判断したい場面は多いものです。
そんなときは、
Is the ~ Hotel far from here?
と聞くことで、感覚的な距離を教えてもらえます。
- 英語:Is the ~ Hotel far from here?
- スペイン語:¿Está el hotel ~ lejos de aquí?
- フランス語:Est-ce que l’hôtel ~ est loin d’ici ?
- ドイツ語 :Ist das Hotel ~ weit von hier?
- イタリア語:L’albergo ~ è lontano da qui?

「遠いよ」と言われた時点で、歩かない判断ができるだけでも十分な収穫です。
数分かどうかを判断する質問として、非常に使い勝手のよいフレーズです。
実践アクション:今日からできる練習法
① まずは「聞く順番」を六カ国語で固定する
道を尋ねる場面では、質問の順番がとても重要です。
おすすめは、
- 近くにあるか
- どの方向か
- 遠いかどうか
という順番です。

この順番を頭に入れておくだけで、六カ国語でも迷わず口が動きます。
② 地名・施設名だけを差し替える練習をする
フレーズ全体を覚え直す必要はありません。
差し替えるのは目的地の名前だけです。
- 英語:the station / the hotel / the museum
- スペイン語:la estación / el hotel / el museo
- フランス語:la gare / l’hôtel / le musée
- ドイツ語 :der Bahnhof / das Hotel / das Museum
- イタリア語:la stazione / l’hotel / il museo
「型は同じ、名前だけ変える」意識で十分です。
③ ジェスチャー前提で声に出す
道案内は、言葉だけで完結しません。

指差しや地図を見せる前提で声に出すと、言語の壁は一気に下がります。
完璧な文より、通じる状況を作ることを優先しましょう。
まとめ(学びの振り返り)
海外で道を尋ねるときに大切なのは、流暢さよりも聞くポイントを整理できているかです。
今回紹介した
- 〜へ行く道を教えてもらう
- 近くにあるか確認する
- 遠いかどうかを判断する
という3つのフレーズは、どれも短く、実務で非常に使いやすい表現です。

これらを意識して使えるようになると、海外で迷って立ち止まる時間がかなり減ると思います。
六カ国語は、すべてを完璧に話すためのものではありません。
その場で出てきた言語を使って、まず一歩前に進むための道具です。
この基本フレーズを押さえておくだけで、海外の街歩きや出張中の移動は、ずっと安心できるものになります。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




