海外タクシーで走行中に要望を伝える確認フレーズ

海外でタクシーに乗って走り出したあと、意外と困るのが
「途中での調整や要望をどう伝えるか」
という場面です。
行き先は伝えたものの、
- 少し待ってほしい
- ここで降りたい
- 思ったより時間がなく、急いでほしい
といった状況は、出張や旅行ではよく起こります。
私自身も、海外出張中に「この先で止めてほしい」と思ったものの、言葉が出てこず、少し行き過ぎてしまった経験があります。
あとから振り返ると、短い一言を知っていれば防げた場面でした。

走行中の要望は、長い説明よりも短く・即座に伝えることが何より重要です。
そこで今回紹介するのが、
- 「ここでちょっと待っていて下さい」
- 「急いで下さい」
- 「ここで止めて下さい」
という、走行中に使う3つの基本フレーズです。
これらはすべて、途中で状況が変わったときに使う“調整の一言”であり、知っているかどうかで移動のストレスが大きく変わります。
この記事でわかること
- 走行中に止める・待たせる・急がせる基本表現
- 六カ国語それぞれのニュアンスの違い
- 言いづらい要望を角立てずに伝える考え方
- 出張サラリーマンが失敗しにくい伝え方のコツ
六カ国語フレーズのまとめ
意味:ここでちょっと待っていて下さい
- 日本語 :ココデ チョット マッテイテ クダサイ
- 英語 :Wait here for a moment, please.(ウェイト ヒア フォー ア モーメント)
- スペイン語:Espere aquí un momento, por favor.(エスペレ アキ ウン モメント)
- フランス語:Attendez ici un instant, s’il vous plaît.(アタンデズ イシ アン ナンスタン)
- ドイツ語 :Warten Sie hier einen Moment, bitte.(ヴァルテン ズィー ヒア アイネン モーメント)
- イタリア語:Aspetti qui un momento, per favore.(アスペッティ クイ ウン モメント)
意味:急いで下さい
- 日本語 :イソイデ クダサイ
- 英語 :Please hurry.(プリーズ ハリー)
- スペイン語:Por favor, dese prisa.(ポル ファボール デセ プリサ)
- フランス語:Dépêchez-vous, s’il vous plaît.(デペシェ ヴ シル ヴ プレ)
- ドイツ語 :Bitte beeilen Sie sich.(ビッテ バイライレン ズィッヒ)
- イタリア語:Per favore, faccia presto.(ペル ファヴォーレ ファッチャ プレスト)
意味:ここで止めて下さい
- 日本語 :ココデ トメテ クダサイ
- 英語 :Please stop here.(プリーズ ストップ ヒア)
- スペイン語:Por favor, pare aquí.(ポル ファボール パレ アキ)
- フランス語:Arrêtez-vous ici, s’il vous plaît.(アレテ ヴ イシ シル ヴ プレ)
- ドイツ語 :Bitte halten Sie hier an.(ビッテ ハルテン ズィー ヒア アン)
- イタリア語:Per favore, si fermi qui.(ペル ファヴォーレ スィ フェルミ クイ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「ここでちょっと待っていて下さい」:進行を止めずに時間を調整する表現
このフレーズは、タクシーを完全に止めるほどではないが、一時的に待ってほしいときに使います。

重要なのは、「止める(降りる)」とは明確に違い、エンジンがかかったまま待機する前提の表現だという点です。
- 英語の Wait here for a moment は、数十秒〜数分程度の短時間を想定するのが一般的です。
- スペイン語・イタリア語も同様で、「少しだけ」という感覚が自然に含まれます。
- フランス語・ドイツ語は業務的な表現になるため、長時間の待機を期待しているようには聞こえません。
そのため、このフレーズは「すぐ戻る」「短時間で済む」状況で使うのが無難です。
この一言を知らないと、「進んでほしくないが、止めるほどでもない」場面で言葉に詰まり、余計な説明が必要になることがあります。
「急いで下さい」:命令ではなく“事情共有”として使う
「急いで下さい」は、最も使い方に注意が必要なフレーズです。
ポイントは、命令ではなく、状況を共有するための表現として使うことです。
英語で Hurry! だけを使うと、命令的で強く聞こえる場合がありますが、
Please hurry.
とすることで「時間に余裕がない」という事情共有のニュアンスになります。
スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語でも同様で、丁寧語を付けるかどうかで、受け取られ方が大きく変わります。
特に欧州圏では、急ぐ理由を言わずに強い表現だけを使うと、無理な運転を促していると受け取られる可能性もあります。

このフレーズは、「早くしてほしい」ではなく、「時間的に余裕がないことを伝える合図」として使うのが安全です。
「ここで止めて下さい」:判断を即座に切り替えるための明確な指示
このフレーズは、走行中に行動を即座に変えてほしいときに使います。
目的地が見えたときや、予定を変更したときに欠かせない一言です。

六カ国語すべてに共通して、「止める」+「ここ」という場所の特定がセットになっています。
英語の Please stop here も、「here」があることで初めて意味が確定します。
国や都市によっては、直前に言っても安全に止まれない場合があるため、少し早めに伝える意識が重要です。
また、どの言語でも、手のひらを軽く前に出すジェスチャーを添えると、言葉の補助として非常に効果的です。
このフレーズを出せないと、「止めたい場所を通り過ぎる」という小さいながらも確実なストレスにつながります。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:走行中に少しだけ待ってほしいとき
目的地へ向かう途中、
- 「コンビニで少し買い物をしたい」
- 「同乗者を待ちたい」
といった理由で、一時的に待ってもらいたい場面があります。
このときに使えるのが、
「ここでちょっと待っていて下さい」
です。
六カ国語では以下のように表現できます。
- 英語:Wait here for a moment, please.
- スペイン語:Espere aquí un momento, por favor.
- フランス語:Attendez ici un instant, s’il vous plaît.
- ドイツ語:Warten Sie hier einen Moment, bitte.
- イタリア語:Aspetti qui un momento, per favore.

「止めて」と言うほどではない場面ほど、この表現が役に立ちます。
完全に降りるわけではない、という意思を短く伝えられるのがポイントです。
シーン2:時間がなく、少し急いでほしいとき
出張中は、次の予定が詰まっていて、
「できれば急いでほしい」
という場面も少なくありません。
そんなときは、「急いで下さい」を丁寧語付きで伝えます。
- 英語:Please hurry.
- スペイン語:Por favor, dese prisa.
- フランス語:Dépêchez-vous, s’il vous plaît.
- ドイツ語:Bitte beeilen Sie sich.
- イタリア語:Per favore, faccia presto.

どの言語でも「please / por favor / bitte」を添えるだけで、印象は大きく変わります。
強く命令するのではなく、「事情を共有している」という姿勢が大切です。
シーン3:目的地の手前や予定変更で、ここで降りたいとき
ホテルやオフィスが見えたタイミングで、「ここで降ろしてほしい」と思う場面もよくあります。
このときは、
「ここで止めて下さい」
を使います。
- 英語:Please stop here.
- スペイン語:Por favor, pare aquí.
- フランス語:Arrêtez-vous ici, s’il vous plaît.
- ドイツ語:Bitte halten Sie hier an.
- イタリア語:Per favore, si fermi qui.
早めに伝え、手のひらを軽く前に出すジェスチャーを添えると、どの国でも通じやすくなります。
実践アクション:今日からできる練習法
走行中の要望フレーズは、語学力よりも「反射的に口から出るかどうか」が結果を左右します。
この章では、六カ国語すべてに共通する実践的な練習方法を整理します。
① 3つの要望を「強さの順」で体に入れる
今回のフレーズは、使う場面によって“強さ”がはっきり分かれています。
- ここでちょっと待っていて下さい(弱:一時的な調整)
- 急いで下さい(中:ペースの変更)
- ここで止めて下さい(強:即時の行動変更)
まずはこの順番を日本語で即答できるレベルにします。
そのうえで、六カ国語に置き換えて練習します。

重要なのは「完璧に言う」ことではなく、状況に合った強さを選べているかです。
この強さを意識できるだけで、言葉選びの迷いが大きく減ります。
② 六カ国語すべてで「丁寧語+短文」を基本形にする
走行中は、長い説明をする余裕がありません。
そのため、どの言語でも「短文+丁寧語」が基本になります。
- 英語:please
- スペイン語:por favor
- フランス語:s’il vous plaît
- ドイツ語:bitte
- イタリア語:per favore
これらを必ずセットで使うことで、命令ではなく要望として受け取られやすくなります。
特に「急いで下さい」は、丁寧語がないと強く聞こえやすいため、このセットを体で覚えておくことが重要です。
③ 「言わなかった場合に起きる結果」を想像して練習する
フレーズは、使わなかったときの結果と一緒に覚えると定着しやすくなります。
- 待ってと言えない → 余計に進んでしまう
- 急いでと言えない → 間に合わない
- 止めてと言えない → 行き過ぎる
これは六カ国語すべてに共通です。
「言わない=相手の判断に委ねる」という構図を意識すると、一言を出す心理的ハードルが下がります。
④ 右手のジェスチャーと一緒に声に出す
走行中の指示は、言葉だけでなく視覚情報も重要です。
- 待って:手のひらを軽く出す
- 止めて:手を前に出して制止
これは英語圏でも、欧州圏でも共通して通じます。
言葉が詰まったときの“保険”として、必ず覚えておきましょう。

言葉+ジェスチャーをセットで練習すると、本番で驚くほど出やすくなります。
⑤ 完璧を目指さず「短く出す」ことを最優先にする
走行中は、文法よりもタイミングが重要です。
語順が多少崩れても、意味が伝われば問題ありません。
大切なのは、
「黙って後悔する」より「一言出して調整する」
という姿勢です。
この意識があるだけで、海外タクシーでのストレスは大きく減ります。
まとめ(学びの振り返り)
海外タクシーでは、走行中の調整や要望を伝えられるかどうかで、移動の快適さが大きく変わります。
今回紹介した
- ここでちょっと待っていて下さい
- 急いで下さい
- ここで止めて下さい
という3つのフレーズは、途中で状況が変わったときの“逃げ道”になります。

これらを意識して使えるようになると、タクシー移動での不安がだいぶ軽減されますよ。
完璧な会話は必要ありません。
必要な場面で、必要な一言を出せることが、海外移動を楽にしてくれます。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。



