海外の店で「見るだけ」「もっと良いのある?」を自然に伝えるコツ

海外出張や海外旅行でショップに入った瞬間、店員さんに声をかけられて一気に緊張した経験はありませんか。
私もこれまで何度も
- 「まだ何も決めていないのに、会話が始まってしまった」
- 「断り方が分からず、なぜか商品説明を最後まで聞く流れになった」
という場面に遭遇してきました。
特に海外では、「声をかける=買う可能性がある」という前提で接客されることが多く、こちらが曖昧な反応をすると、「じゃあこれもどう?」「こっちの方が人気だよ」と、自然に話が進んでいきます。
海外の店で「見てるだけです」は英語で
I’m just looking around.
※ 声をかけられた瞬間、この一言でOK

でも実際は、まだ比較段階だったり、値段感を知りたいだけだったり、「今日は買わないかもしれないけど、ちゃんと見たい」というケースが多いですよね…。
そんなときに使えるのが、今回のテーマである
- 「ちょっと見てるだけです」
- 「もっとよい(安い)のがありますか?」
という 購入前のやりとり・比較フレーズ です。
この2つは、単なる直訳フレーズではありません。
- 店員さんとの距離感を調整する
- 会話の主導権をこちらに戻す
という役割を持った、非常に実用性の高い表現です。
私の経験では、これらを知っているだけで、「買わされる不安」から解放され、落ち着いて比較できるようになります。
海外ショッピングのストレスを一段階下げてくれる、そんなフレーズだと感じています。
この記事でわかること
- 海外の店で「見るだけ」を角立てずに伝える方法
- 比較や別提案を引き出す自然な聞き方
- 六カ国語それぞれの言い回しとニュアンス差
- 出張サラリーマンが実際に使いやすい使い分けの考え方
海外の店で「見るだけです」を自然に伝える基本フレーズ【六カ国語】
入店直後や声をかけられたときに、買う気はまだないことを角立てずに伝えるためのフレーズです。
意味:ちょっと見てるだけです
- 日本語 :ちょっと見てるだけです
- 英語 :I am just looking around.(アイ アム ジャスト ルッキング アラウンド)
- スペイン語:Estoy solamente viendo.(エストイ ソラメンテ ビエンド)
- フランス語:Je voudrais simplement regarder.(ジュ ヴドレ サンプルマン ルガルデ)
- ドイツ語 :Ich möchte mir nur die Sachen einmal ansehen.(イッヒ メヒテ ミア ヌア ディー ザッヘン アインマル アンゼーエン)
- イタリア語:Sto dando un’occhiata.(スト ダンド ウノッキアータ)
海外の店で「もっと良い(安い)のはありますか?」と比較するフレーズ【六カ国語】
今の提案を否定せず、別の選択肢を見せてもらうための比較フレーズです。
意味:もっとよい(安い)のがありますか?
- 日本語 :もっとよい(安い)のがありますか?
- 英語 :Show me a better (cheaper) one.(ショウ ミー ア ベター〈チーパー〉 ワン)
- スペイン語:Enséñeme otro mejor (más barato).(エンセーニェメ オトロ メホール〈マス バラート〉)
- フランス語:Montrez-moi quelque chose de mieux (moins cher).(モントレ モワ ケルク ショーズ ド ミュー〈モワン シェール〉)
- ドイツ語 :Zeigen Sie mir bitte etwas Besseres (Billigeres).(ツァイゲン ズィー ミア ビッテ エトヴァス ベッセレス〈ビリガレス〉)
- イタリア語:Me ne mostri uno migliore (meno caro).(メ ネ モストリ ウノ ミリオーレ〈メノ カーロ〉)
フレーズごとの使い方とニュアンス
ちょっと見てるだけです(会話の温度を下げるフレーズ)
このフレーズの本質は、「拒否」ではなく「保留」です。
「今は決めない」「でも敵意はない」という微妙な立場を、言葉でうまく伝える役割を持っています。
- 英語の I am just looking around. は非常に定番で、店員側も「OK、必要になったら声をかけてくるだろう」と理解してくれます。
- スペイン語・イタリア語は比較的カジュアルで、視線で商品を追いながら言っても自然です。
- 一方、フランス語やドイツ語は丁寧寄りの構文になりますが、これは文化的に礼儀を重んじるためであり、硬すぎる印象にはなりません。

注意したいのは、無言で笑う・曖昧にうなずくだけの場合。これだと「興味あり」と誤解され、説明が続くことが多いです。
短くても言葉にすることが、結果的に一番ラクになります。
もっとよい(安い)のがありますか?(主導権を取り戻す質問)
このフレーズは、「今の提案がゴールではない」と伝えるための表現です。
値切り交渉というより、選択肢を広げるための質問と考えると使いやすくなります。
英語では better / cheaper を入れ替えるだけで対応できますが、どの言語でも「比較級」を使うことで、「判断はこれから」という立場を示せます。

経験上、この聞き方をすると、店員さんのトーンが「売り」から「提案」に変わることが多いです。
別商品を出してくれたり、値段帯の違う選択肢を提示してくれたりと、会話の流れが一段整理されます。
逆に、最初から強い言い方をすると、値引き要求と受け取られることもあります。
まずはここで紹介した標準表現をそのまま使うのが、安全で失敗しにくい方法です。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:入店直後に声をかけられ、まだ買う気はないとき
海外のショップでは、入った瞬間に声をかけられることが珍しくありません。
まだ全体を見たいだけなのに、何も言わずにいると、「おすすめはこれ」「サイズはどう?」と会話が進んでしまいます。
そんなときは、商品に視線を向けたまま、「今は決めていない」という立場を短く伝えます。
- 英語:I am just looking around.
- スペイン語:Estoy solamente viendo.
- フランス語:Je voudrais simplement regarder.
- ドイツ語:Ich möchte mir nur umsehen.
- イタリア語:Sto solo dando un’occhiata.
どの言語でも共通しているのは、「拒否ではなく、保留を伝えている」点です。
これを言葉にするだけで、店員との距離感が一段落ち着きます。
シーン2:勧められた商品を起点に、比較したいとき
一つの商品を勧められたものの、「これがベストとは限らない」と感じる場面も多いはずです。
この場合は否定せず、比較に進みたい意思をそのまま伝えます。
- 英語:Show me a better one.
- スペイン語:Enséñeme uno mejor.
- フランス語:Montrez-moi quelque chose de mieux.
- ドイツ語:Zeigen Sie mir bitte etwas Besseres.
- イタリア語:Me ne mostri uno migliore.
この一言で、「今出ている商品=ゴールではない」という前提が共有され、会話の主導権がこちらに戻ります。
シーン3:価格帯を下げて選択肢を見たいとき
デザインは悪くないが、価格が少し高い。
そんなときは、値切るのではなく、選択肢を広げる質問として伝えます。
- 英語:Show me a cheaper one.
- スペイン語:Enséñeme uno más barato.
- フランス語:Montrez-moi quelque chose de moins cher.
- ドイツ語:Zeigen Sie mir bitte etwas Billigeres.
- イタリア語:Me ne mostri uno meno caro.
「安くしてほしい」ではなく、「別の候補を見たい」という伝え方なので、店員側も提案モードで対応してくれることが多くなります。
シーン4:一度説明を受けたあと、少し距離を取りたいとき
説明を聞いたあとで、「少し考えたい」「他も見たい」と感じることもあります。
そんなときは、再度このフレーズに戻って問題ありません。
- 英語:I am just looking around.
- スペイン語:Solo estoy mirando.
- フランス語:Je regarde seulement.
- ドイツ語:Ich schaue mich nur um.
- イタリア語:Sto solo guardando.
一度会話が始まったあとでも、この一言を挟むことで、「検討段階」に自然に戻すことができます。
シーン5:買わないと判断し、会話をきれいに終えたいとき
最終的に購入しない場合でも、雑に会話を切る必要はありません。
短く伝えれば、それで十分です。
- 英語:Thank you.
- スペイン語:Gracias.
- フランス語:Merci.
- ドイツ語:Danke.
- イタリア語:Grazie.

無理に理由を説明せず、感謝だけ伝える。それが海外では一番角の立たない終わり方です。
実践アクション:今日からできる練習法
「ちょっと見てるだけです」「もっとよい(安い)のがありますか?」は、知っているだけではなく、“口が勝手に出る状態”にしておくことが重要です。
特に海外の店では、店員さんに話しかけられた瞬間に考える余裕はありません。
そこで、出張サラリーマンでも無理なくできる練習法を段階的に紹介します。
①「見るだけフレーズ」を六カ国語で一気に言う練習
まずは「ちょっと見てるだけです」を、意味を考えずに口に出せる状態を目指します。
- 英語:I am just looking around.
- スペイン語:Estoy solamente viendo.
- フランス語:Je voudrais simplement regarder.
- ドイツ語:Ich möchte mir nur die Sachen einmal ansehen.
- イタリア語:Sto dando un’occhiata.
ポイントは、1言語ずつ覚えないこと。
「見るだけ=この意味のまとまり」として、六カ国語をセットで回すと定着が早くなります。
②「比較フレーズ」は軸だけ固定して入れ替える
次に、「もっとよい/安い」のフレーズです。
ここでは構文を固定し、比較語だけを差し替える練習をします。
- 英語:Show me a better / cheaper one.
- スペイン語:Enséñeme otro mejor / más barato.
- フランス語:Montrez-moi quelque chose de mieux / moins cher.
- ドイツ語:Zeigen Sie mir bitte etwas Besseres / Billigeres.
- イタリア語:Me ne mostri uno migliore / meno caro.
「better ⇔ cheaper」「mejor ⇔ más barato」のように、対になる比較語をセットで覚えると、実際の売り場で応用しやすくなります。
③ 店に入る前に“心の中で1回つぶやく”
実践で最も効くのが、店に入る直前のイメトレです。

ドアを開ける前に、心の中で一度だけ、「I am just looking around.」とつぶやいてから入店してみてください。
これだけで、声をかけられた瞬間に反射的に口が動きやすくなります。
④ 比較は「断り」ではなく「次の提案を引き出す質問」
「もっと安いのはありますか?」は、値切りではありません。
選択肢を広げるための質問です。
その意識を持つだけで、
- 言い方が強くなりすぎない
- 店員さんとの空気が硬くならない
というメリットがあります。
⑤ 最後は“短く・結論から”を意識する
海外の店では、長い説明よりも短く・要点だけが伝わりやすいです。
例:
- I am just looking around.
- Show me a cheaper one.
この2つを自然に言えるようになるだけで、海外ショッピングの心理的ハードルは大きく下がります。
まとめ(学びの振り返り)
海外ショッピングでは、「何を買うか」よりも、どう距離感を保つかが重要になる場面が多くあります。
今回紹介した
- 「ちょっと見てるだけです」
- 「もっとよい(安い)のがありますか?」
というフレーズは、会話を切るための言葉ではなく、主導権を自分に戻すための言葉です。

私もこれらを意識して使うようになってから、海外の店でも無駄に疲れることが減りましたね…。
焦らず、比べて、納得して選ぶ。
そのための土台になる表現だと思います。
まずは「見るだけ」の一言から。
それだけでも、海外での買い物のハードルは確実に下がります。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。


