初対面でつまずかない!六カ国語で言う「私は日本人です」「私の名前は〜です」完全ガイド

海外で人と初めて会うとき、最初に口から出てくるのはだいたい「私は日本人です」「私の名前は〜です」のどちらかです。
国籍と名前、この二つが言えれば、あとは身振り手振りでもけっこうなんとかなるもの。
逆にここでモゴモゴしてしまうと、「この人、本当にこの国に慣れているのかな?」と相手も少し不安になります。

僕も出張でヨーロッパに行ったとき、名刺交換の前に英語で名前を名乗ろうとして噛みまくり、微妙な空気になったことがあります。
この記事では、そんな自己紹介のど真ん中にある「私は日本人です」「私の名前は〜です」を六カ国語でまとめて紹介します。
教科書で見かけるフレーズそのままではなく、実際の会話でどう聞こえるのか、どこを言い間違えやすいのか、出張サラリーマン目線でニュアンスを補足していきます。
まずは六カ国語の基本形をカードでざっと眺めてから、それぞれの使い方を細かく見ていきましょう。
この記事でわかること
- 「私は日本人です」「私の名前は〜です」を六カ国語で言う方法
- ビジネスでもカジュアルでも使える自己紹介フレーズの型
- フランス語・スペイン語などの性別による言い分けのポイント
- 相手の名前を聞き返すときの一言のヒント
六カ国語フレーズのまとめ
意味:私は日本人です
- 日本語 :私は日本人です(ワタクシ ハ ニホンジン デス)
- 英語 :I am a Japanese.(アイ アム ア ジャパニーズ)
- スペイン語:Soy japonés.(ソイ ハポネス)
- フランス語:Je suis Japonais.(ジュ スイ ジャポネ)
- ドイツ語 :Ich bin Japaner.(イヒ ビン ヤパーナー)
- イタリア語:Io sono giapponese.(イオ ソーノ ジャッポネーゼ)
意味:私の名前は〜です
- 日本語 :私の名前は〜です(ワタクシ ノ ナマエ ハ ~ デス)
- 英語 :My name is 〜.(マイ ネイム イズ ~)
- スペイン語:Me llamo 〜.(メ リャーモ ~)
- フランス語:Je m’appelle 〜.(ジュ マペル ~)
- ドイツ語 :Mein Name ist 〜.(マイン ナーメ イスト ~)
- イタリア語:Mi chiamo 〜.(ミ キアモ ~)
フレーズごとの使い方とニュアンス
フレーズA(私は日本人です:国籍を伝えるひと言)
まずは「私は日本人です」。
海外で自己紹介するとき、ほぼ確実に最初の数分以内に出てくるフレーズです。
英語の “I am a Japanese.” は、昔のテキストではよく見かけますが、最近の会話では “I’m Japanese.” のほうが自然です。
ただし、ここではネタ帳に合わせて “I am a Japanese.” を載せつつ、「実際に口に出すときは “I’m Japanese.” でもOK」というスタンスで覚えておくとよいでしょう。

ヨーロッパ系の言語では、国籍形容詞が男女で変わるものが多いのがポイントです。
- フランス語 “Je suis Japonais.” は男性の言い方で、女性の場合は “Je suis Japonaise.” になります。
- スペイン語の “Soy japonés.” も、女性なら “Soy japonesa.” に変わります。
- イタリア語 “Io sono giapponese.” は男女同じ形なので、その点では覚えやすいですね。
- ドイツ語 “Ich bin Japaner.” は男性で、女性は “Ich bin Japanerin.” になります。
発音のコツとしては、
- 英語 “Japanese” のストレス位置が「ジャパニーズ」ではなく「ジャパニーズ」と後ろに来ること、
- フランス語 “Je suis” の “Je” を「ジュ」、ドイツ語 “Ich” を「イヒ」と摩擦音を意識すること
など。
最初から完璧を目指すより、「自分の名前+I’m Japanese.」のセットでスラスラ言える状態を作るのがゴールです。
フレーズB(私の名前は〜です:基本の自己紹介)
「私の名前は〜です」は、名前を名乗るときの一番オーソドックスな形です。
英語の “My name is 〜.” はビジネスでも観光でもそのまま使えますが、よりカジュアルにしたい時は “I’m 〜.” だけでも十分です。
とはいえ、初対面のフォーマルな場面では “My name is 〜.” ときちんと言えると印象が良くなります。
- スペイン語 “Me llamo 〜.”
- フランス語 “Je m’appelle 〜.”
- イタリア語 “Mi chiamo 〜.”
は、どれも直訳すると「私は〜と呼ばれています」というニュアンスで、自己紹介の定番です。
いずれも動詞が再帰形になっていて文法的には少し難しそうですが、フレーズとして丸ごと覚えてしまえば問題ありません。
- ドイツ語の “Mein Name ist 〜.”
は、ややフォーマル寄りの印象ですが、ビジネスの現場ではむしろちょうどよい丁寧さです。
発音では、
- スペイン語 “ll” の部分を「リャ」と柔らかく読んで “Me llamo”(メ リャーモ)
- フランス語 “Je m’appelle” の “appelle” を「アペル」ではなく「アペル」のように最後を少し曖昧にすること、
- イタリア語 “Mi chiamo” の “chi” を「キ」と発音することを意識すると一気にそれっぽく聞こえます。
どの言語でも、「名前の部分をゆっくり・はっきり」「前後のフレーズはさらっと」がバランスの良い自己紹介のリズムです。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:ホテルのチェックインで自己紹介
出張で最初の関門といえばホテルのチェックイン。
ここで名前を聞き返されてモタつくと、なんとなく気まずい空気になります。

例として、あなたがフランス・パリのホテルに到着した場面を想像してみましょう。
フロントのスタッフがにこやかに “Bonjour, your name please?” と尋ねてきます。
ここで慌てず、ゆっくりこう答えます。
- 英語:“My name is 〇〇.”(マイ ネイム イズ)
- フランス語:“Je m’appelle 〇〇.”(ジュ マペル)
スタッフが予約リストを確認しながら “Vous êtes Japonais ?” と聞いてくることがありますが、落ち着いてこう返せばOK。
- フランス語:“Oui, je suis Japonais.”(ウィ、ジュ スイ ジャポネ)
この2フレーズだけで会話の第一ラウンドをしっかり成立させられます。
国籍+名前はホテルで最初に問われる情報なので、六カ国語でスムーズに言えれば、第一印象がぐっと良くなります。
シーン2:ビジネス商談の名刺交換
出張の本番とも言える「商談」。
海外企業とのミーティングでは、まず名刺交換または自己紹介から入ります。

ここではドイツの企業を訪問した例です。
相手が “Guten Tag. Mein Name ist Müller.” と名乗ってきたら、あなたも落ち着いて応じます。
- ドイツ語:“Mein Name ist 〇〇.”(マイン ナーメ イスト)
- 英語:“I’m 〇〇. Nice to meet you.”
ドイツ語の “Ich bin Japaner.”(イヒ ビン ヤパーナー)と続ければ、「私は日本人です」と自然に伝えられます。
相手はあなたがきちんと準備してきていると感じ、会話もスムーズにスタートできます。
なお、ビジネスの場では、英語で名乗ったあとに自分の会社名を添えると丁寧です。
“I’m 〇〇 from △△ Corporation.” のように、リズムで覚えておくと便利です。
シーン3:街中で話しかけられたときの軽い自己紹介
観光地や移動中に、現地の人に突然話しかけられることがあります。
道を聞かれたり、ちょっとした雑談のきっかけになったり。
そのとき、“Where are you from?” と聞かれるのは非常に典型的なパターンです。

ここではイタリアでの例を見てみましょう。
地元の人が陽気に “Di dove sei?”(どこから来たの?)と聞いてきます。
あなたは軽く笑いながらこう言います。
- イタリア語:“Io sono giapponese.”(イオ ソーノ ジャッポネーゼ)
- 英語:“I’m Japanese.”
さらに自己紹介を続けて “Mi chiamo 〇〇.”(ミ キアモ)と言えば、自然な流れで仲良くなれます。
観光地で会話が弾むと、店の情報を教えてくれたり、道案内をしてくれたりすることもよくあります。
実践アクション:今日からできる練習法
自己紹介フレーズは、他のどんなフレーズよりも「毎日使って練習できる」という強みがあります。まずは以下の二つを“固定フレーズ”として覚えましょう。
- I’m Japanese.
- My name is 〇〇.
この二つを “日本語→英語→現地語” の順に録音して、通勤中に聞き返すのが非常に効果的です。

あとは、鏡に向かって名前を名乗ってみるのもおすすめ。
海外では、自分の名前をはっきり・ゆっくり言うことがとても大事で、これだけで印象が大きく変わります。
さらに、気軽にできる練習として「名前を入れ替えながら練習する」方法があります。
例えば、架空の外国人の名前を使って “Je m’appelle Michael.” などと言ってみる。
これを繰り返すと、発音とリズムが自然と身についていきます。
まとめ(学びの振り返り)
「私は日本人です」「私の名前は〜です」は、自己紹介の基本であり、旅先でもビジネスでも出番の多いフレーズです。
六カ国語それぞれで特徴があり、男女で形が変わる言語もあるので、最初にポイントだけ押さえておくとスムーズです。

今回紹介したフレーズは、相手に安心感を与え、会話の最初の壁を取り払う効果があります。
六カ国語の表現と発音をセットで練習しておけば、海外のどんな場面でも自然に自己紹介できるようになります。
まずは一つの言語からでも構わないので、今日から声に出して練習してみてください。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




