海外出張で役立つ「理由・人物・方法」の質問フレーズを六カ国語でまとめてみた

海外出張で役立つ「理由・人物・方法」の質問フレーズを六カ国語でまとめてみた

海外出張に行くと、相手の言っていることはそこそこ理解できても、こちらから質問したいときに言葉がパッと出てこない——そんな経験、ありませんか?

Tatsu / タツ

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私も、初めての欧州出張で「これ誰の資料?」「なんで手順が変わったの?」と聞きたかったのに、肝心の“質問の第一声”が出てこずモゴモゴ…。

質問文って、普段は意識していなくても、実は会話の7割くらいを占める重要パーツなんですよね。

 

そこでこの記事では、海外でとっさに使える「理由・人物・所有・方法」を尋ねる4つの基本フレーズを、六カ国語(日本語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語)で完全カード化してまとめました。

スマホで縦スクロールしやすい“カード型”なので、空港の入国審査前やホテルの受付前でもサッと見返せます。

さらに、各言語のニュアンスの違いや、発音のコツ、ビジネスでの丁寧な言い回しも解説しています。

質問の第一声が出るだけで、コミュニケーションのストレスは大きく減るので、ぜひここで一気に押さえていきましょう。

この記事でわかること

  • 六カ国語で「なぜ?」「誰?」「誰のもの?」「どうやって?」を的確に質問できるようになる
  • 各言語のニュアンスの違いと、ビジネスでの丁寧表現を理解できる
  • 出張先で即使える“質問フレーズの型”を身につけられる

六カ国語フレーズのまとめ

意味:なぜですか

  • 日本語  :なぜですか(ナゼ デスカ)
  • 英語   :Why?(ホワイ)
  • スペイン語:¿Por qué?(ポール ケ)
  • フランス語:Pourquoi?(プールコワ)
  • ドイツ語 :Warum?(ヴァルム)
  • イタリア語:Perché?(ペルケー)

意味:誰ですか

  • 日本語  :誰ですか(ダレ デスカ)
  • 英語   :Who?(フー)
  • スペイン語:¿Quién?(キエン)
  • フランス語:Qui?(キ)
  • ドイツ語 :Wer?(ヴェア)
  • イタリア語:Chi?(キー)

意味:誰のものですか

  • 日本語  :誰のものですか(ダレ ノ モノ デスカ)
  • 英語   :Whose?(フーズ)
  • スペイン語:¿De quién?(デ キエン)
  • フランス語:A qui?(ア キ)
  • ドイツ語 :Wessen?(ヴェセン)
  • イタリア語:Di chi?(ディ キー)

意味:どういうふうにして(方法)

  • 日本語  :どういうふうにして(ドウ イウ フウニ シテ)
  • 英語   :How?(ハウ)
  • スペイン語:¿Cómo?(コモ)
  • フランス語:Comment?(コマン)
  • ドイツ語 :Wie?(ヴィー)
  • イタリア語:Come?(コメ)

フレーズごとの使い方とニュアンス

なぜですか(理由の質問)

英語の “Why?” は非常に直接的で、状況によっては少し強めに聞こえることがあります。

ビジネスでは “Why is that?” “May I ask why?” のように柔らかいクッションを入れると丁寧です。

ドイツ語の “Warum?(ヴァルム)” は落ち着いた響きでフラットに質問でき、フランス語の “Pourquoi?(ポール ケ)” は語尾を軽く上げると自然に聞こえます。

 

誰ですか(人物を尋ねる)

Who?” はそのまま使える万能質問。担当者確認では “Who is in charge?”(誰が担当?)が鉄板です。

スペイン語の “¿Quién?(キエン)”、イタリア語の “Chi?(キー)” は短くて覚えやすいので、出張初日でもすぐ使えます。

ドイツ語の “Wer?” は口をすぼめて発音するとそれっぽくなります。

 

誰のものですか(所有の確認)

会議室に置かれたUSBや資料の持ち主を確認したいとき、単語だけで機能する “Whose?” は超便利。

スペイン語の “¿De quién?(デ キエン)” は前置詞“De”がポイントで、フランス語の “A qui?(ア キ)” は「誰のもの?」の他に「誰宛?」という意味でも使われます。

ビジネスでは頻出の質問です。

 

どういうふうにして(方法の質問)

How?” は最も応用範囲の広い質問。手順、手段、方法のすべてに使えます。

“How do you do this?” や “How does this work?” など、実務でそのまま使える形をセットで覚えると一気に使いこなせます。

フランス語の “Comment?(コマン)” は鼻母音を軽く意識すると発音が安定し、イタリア語の “Come?(コメ)” は語尾を強くしないのがコツです。

 

出張サラリーマンのシーン別会話例

シーン1:空港で書類の担当者を確認する(フィクション)

長時間フライトを終えて空港に到着すると、まずは現地企業の担当者に資料を渡すという任務が待っています。

ところが、出口に向かっても名前を書いたボードを持つ人が見当たらない…。こういうときは少し焦りますよね。

Tatsu / タツ

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私も、ヨーロッパ某国に着いた日に担当者が見当たらず、空港スタッフに “Who?” の一言で状況を切り開いたことがあります。

「誰があなたを迎えに来ますか?」と逆に聞かれるくらいシンプルですが、伝われば勝ちです。

たとえば、案内カウンターで “Who is in charge of the pickup?” と尋ねると、担当者の部署や名前まで教えてくれます。

  • スペイン語圏なら “¿Quién es el encargado?
  • フランス語圏なら “Qui est responsable ?

どれも短いのに情報を引き出す力が強い質問です。

  • ドイツ語圏では “Wer ist zuständig?

が最も実務的な表現で、相手も即座に理解してくれます。

 

このシーンで大事なのは、「迷っている時間を最小化すること」。

担当者が見当たらないときは、遠慮せずに“誰?”を連打してOK。

特に空港はスタッフが多く、誰に聞いても答えが返ってくる場所です。

Tatsu / タツ

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言語に自信がなくても、最初の一言で突破できるので、六カ国語の “Who?” は出張の強い味方になります。

 

シーン2:ホテルの受付で理由を尋ねる(フィクション)

チェックインの瞬間に「予約した部屋と違う」と気づくのは出張あるある。

静かな部屋を希望していたのにストリートビュー側になっていたり、ベッドサイズが違ったり。

そんなとき、フロントに “Why?” とだけ言うと、ややクレームに聞こえます。

丁寧に言いたいなら “May I ask why the room was changed?” がベスト。語尾を柔らかく落とすと、より出張者らしい落ち着いた印象になります。

 

  • フランス語圏であれば “Pourquoi la chambre a été changée ?
  • スペイン語なら “¿Por qué cambiaron la habitación?

と聞けます。

正直、長い文を言えなくても “Pourquoi?” だけでも十分意味は伝わります。

Tatsu / タツ

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大事なのは「理由を尋ねる姿勢を見せること」で、それだけでスタッフの対応が一気に丁寧になります。

 

さらに、

  • ドイツ語では “Warum wurde das Zimmer geändert?” と受動態で聞くと丁寧な印象に。
  • イタリア語は “Perché è stata cambiata la camera?” が一般的で、語尾の“ケ”を少し強めにすると聞き取りやすくなります。

ホテルは世界中どこでも対応が丁寧なので、理由を尋ねるフレーズは恐れず使ってOKです。

 

シーン3:オフィスで手順の意味や方法を尋ねる(フィクション)

出張中、現地オフィスでの説明を受けていると「手順はわかったけど、なぜこの順番なんだろう?」と思う瞬間がよくあります。

そんなときに役立つのが “How?” と “Why?” の二刀流。

まず “How does this process work?” と聞けば概要を説明してくれ、そのあと “Why is this step necessary?” と重ねれば目的を教えてくれます。

 

  • スペイン語なら “¿Cómo funciona este proceso?”(どうやって動く?)、続けて “¿Por qué es necesario este paso?”(なぜ必要?)。
  • フランス語では “Comment ça marche ?” と “Pourquoi c’est nécessaire ?” の組み合わせが鉄板です。

どちらも日常会話で非常によく使われる言い回しなので、出張中でも自然に耳に入ってきます。

 

  • ドイツ語の “Wie funktioniert das?” は明確で、説明を求める際に最適。続けて “Warum ist dieser Schritt wichtig?” と聞けば、相手は構造と理由を整理して答えてくれます。
  • イタリア語の “Come funziona?” も万能で、どんな場面にも適応可能です。

業務フローの説明は複雑になりがちですが、“How?” と “Why?” の2つを持っていれば、ほぼ全部理解へ向かう道が開けます。

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出張時の理解スピードを劇的に上げる最重要セットと言っても過言ではありませんんね。

 

実践アクション:今日からできる練習法

質問フレーズは短いので、日常生活に組み込むと驚くほど早く覚えられます。

おすすめは「身の回りの物に問いかける練習」。

たとえば仕事のデスクでUSBを見たら “Whose?” と声に出す、手順書を開いたら “How?” と言ってみる。

慣れてきたら六カ国語で順番に言うとさらに定着します。

また、スマホのメモに「Why / Who / Whose / How」だけを書いたショートカットを作り、移動中に繰り返し見返すのも効果的。

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質問フレーズは“瞬発力”が命なので、反射的に口に出せるように仕上げるのがゴールです。

 

まとめ(学びの振り返り)

理由・人物・所有・方法の質問フレーズは、海外出張で最初に覚えるべき重要セットです。

“Why / Who / Whose / How” の4語だけで会話は驚くほど展開できます。

六カ国語で覚えておけば、空港・ホテル・オフィスのあらゆる場面に対応可能になり、出張ストレスを一気に減らせます。

この記事のカード型一覧はそのまま実戦で使える“携帯辞書”ですので、ぜひブックマークして役立ててください。

ライター紹介Writer introduction

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Tatsu / タツ 男性

海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。

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