海外レストランで迷わない主食・スープ・野菜・卵の基本単語集【六カ国語】

海外のレストランで意外と困るのが、主食やスープ、野菜、卵料理といった “ごく基本的な料理” の語彙です。
どの国のメニューにも必ず登場する単語ほど、国ごとに呼び方やニュアンスが微妙に違い、注文時の誤解につながりやすいと感じています。
海外レストランで迷いやすいのは、
「同じ日本語でも、国によって意味や重さが違う基本単語」です。特に注意したいのは次の4グループ:
- スープ:soup / consommé / potage
- 主食:ご飯・トーストの位置づけ
- 野菜:野菜とサラダの量・役割の違い
- 卵:半熟・目玉焼きの「固さ基準」
私のこれまでの出張では、
- 「スープ(soup)を注文したつもりが “ポタージュ” 扱いで予想以上に濃厚だった」
- 「卵(egg)と言っただけなのに半熟が来た」
など、ちょっとした言い方の差で料理が変わってしまう場面を何度も経験しました。
そのたびに、こうした基本語彙を六カ国語で整理しておく重要性を実感しています。
この記事では、次の 9 語を六カ国語で比較し、料理の特徴・現地でのニュアンスの違い・使い方のコツを丁寧に解説していきます。
- ご飯
- スープ/コンソメ/ポタージュ
- トースト
- 野菜/サラダ
- 半熟卵/目玉焼き
特に卵料理は、焼き方やゆで方で大きく変わるため、「半熟」「目玉焼き」を正しく伝えられるだけで注文のストレスが大幅に減ります。
この記事でわかること
- 主食・スープ・野菜・卵の基本語彙を六カ国語で比較
- soup / consommé / potage の違いがひと目でわかる
- 卵の“焼き方・ゆで方”を正確に伝える表現
- 出張先のレストランで誤解を避ける注文のコツ
海外レストランでよく使う主食・スープ・野菜・卵の基本単語【六カ国語】
ここでは、海外レストランで頻出する主食・スープ・野菜・卵に関する基本単語を、英語を起点に六カ国語で整理します。
意味:ご飯
- 日本語 :ゴハン
- 英語 :boiled rice(ボイルド ライス)
- スペイン語:arroz cocido(アロース コシード)
- フランス語:riz bouilli(リ ブイユ)
- ドイツ語 :gekochter Reis(ゲコホタ ライス)
- イタリア語:riso bollito(リゾ ボッリート)
意味:スープ
- 日本語 :スープ
- 英語 :soup(スープ)
- スペイン語:sopa(ソパ)
- フランス語:soupe(スープ)
- ドイツ語 :Suppe(ズッペ)
- イタリア語:minestra(ミネストラ)
意味:コンソメ
- 日本語 :コンソメ
- 英語 :consommé(コンソメ)
- スペイン語:consomé(コンソメ)
- フランス語:consommé(コンソメ)
- ドイツ語 :klare Suppe(クラレ ズッペ)
- イタリア語:consommé(コンソメ)
意味:ポタージュ
- 日本語 :ポタージュ
- 英語 :potage(ポタージュ)
- スペイン語:potaje(ポタヘ)
- フランス語:potage(ポタージュ)
- ドイツ語 :dicke Suppe(ディッケ ズッペ)
- イタリア語:potage(ポタージュ)
意味:トースト
- 日本語 :トースト
- 英語 :toast(トースト)
- スペイン語:tostada(トスターダ)
- フランス語:pain grillé(パン グリエ)
- ドイツ語 :Toastbrot(トーストブロート)
- イタリア語:pane tostato(パネ トスタート)
意味:野菜
- 日本語 :ヤサイ
- 英語 :vegetable(ベジタブル)
- スペイン語:verduras(ベルドゥラス)
- フランス語:légumes(レギューム)
- ドイツ語 :Gemüse(ゲミューゼ)
- イタリア語:verdura(ヴェルドゥーラ)
意味:サラダ
- 日本語 :サラダ
- 英語 :salad(サラド)
- スペイン語:ensalada(エンサラーダ)
- フランス語:salade(サラド)
- ドイツ語 :Salat(ザラート)
- イタリア語:insalata(インサラータ)
意味:半熟卵
- 日本語 :ハンジュク タマゴ
- 英語 :soft-boiled egg(ソフト ボイルド エッグ)
- スペイン語:huevo pasado por agua(ウェボ パサド ポル アグア)
- フランス語:œuf à la coque(ウフ ア ラ コック)
- ドイツ語 :weich gekochtes Ei(ヴァイヒ ゲコフテス アイ)
- イタリア語:uovo al tegamino morbido(ウォーヴォ アル テガミーノ モルビド)
意味:目玉焼き
- 日本語 :メダマヤキ
- 英語 :fried egg(フライド エッグ)
- スペイン語:huevo frito(ウェボ フリート)
- フランス語:œuf sur le plat(ウフ シュル ル プラ)
- ドイツ語 :gebratenes Ei(ゲブラーテネス アイ)
- イタリア語:uovo fritto(ウォーヴォ フリット)
フレーズごとの使い方とニュアンス
ご飯:国によって“ご飯の位置づけ”がまったく違う
英語の boiled rice は日本式の白米に近い意味ですが、海外では「ご飯だけ」を注文する文化があまりありません。
アジアのレストランを除けば、ご飯は“主菜の付け合わせ”として提供されることが多く、量が少なめの場合もあります。
- スペイン語圏では arroz と言うと「炊いた米」ではなく、パエリアやリゾットのように“味付きの米料理”を連想されることがあり、白米を明確にしたいときは arroz cocido と言う必要があります。
- フランス語圏の riz は付け合わせ扱いされることが多く、メインを選ぶ前に「ライスは別注文?」と確認した方が安全です。
私も一度、ライスが自動的に付いてくると思い込んで注文したら、別料金だった…という経験があります。
スープ三種:濃度・調理法・文化圏での役割が異なる
soup(スープ) は最も一般的な“汁もの”の総称ですが、そこから派生する consommé と potage は料理文化によって意味が明確に違います。
consommé は「澄んだスープ」で、肉や野菜の出汁を丁寧にこした透明感のあるスープを指すことが多く、フランス料理の語彙として世界的に共通です。
英語・フランス語・イタリア語ではそのまま consommé が使われますが、ドイツ語だけは klare Suppe(澄んだスープ) と意味で説明されるのが特徴です。
一方、potage は“とろみのある濃厚スープ”。

ポタージュが来ると「今日のランチが予想以上に重かった」ということもあり、この区別を知っておくだけで注文の失敗が減ります。
スペイン語の potaje は、地域によって煮込み料理を指すこともあるため、実は日本人が誤解しやすい単語でもあります。
トースト:国によってパン文化が反映される単語
英語の toast は最もシンプルですが、フランス語では pain grillé(焼いたパン)、イタリア語では pane tostato と「調理法」を前面に出す表現になります。
ドイツ語の Toastbrot は日本の“食パン”に近いニュアンスがあり、メニューによってはサンドイッチ用の薄切りパンが出てくることもあります。

朝食ブッフェで「トーストを追加したい」と言ったら、店員さんの国によって“焼く前のパン”を渡されたり、“すでに焼かれたパン”を出されたりと意外に幅があります。
こうした文化差も、単語に微妙に表れています。
野菜・サラダ:単語の性質で“盛り合わせか単品か”が変わる
野菜(vegetable / verduras / légumes) はどの言語でも“複数形や集合名詞”で扱われることが多く、付け合わせ一式 を意味するケースが一般的です。
そのため、海外では「野菜一種だけ」を注文するのはむしろ特殊です。
サラダ(salad / salade / ensalada)は、日本と同じ感覚で注文できますが、フランス語圏では salade=レタス を指すこともあり、サラダというより“葉物”として受け取られる場合もあります。
またイタリア語の insalata は量がしっかりしており、前菜一品として扱われることが多い印象です。
卵(半熟):”半熟” の基準が国ごとにかなり違う
半熟卵(soft-boiled egg)は世界共通かと思いきや、実は国によって “半熟と呼ぶ固さ” がまったく異なります。
- フランスの œuf à la coque は日本の半熟よりさらに柔らかく、「卵カップに立てて食べる」タイプのものが多いです。
- イタリア語の uovo morbido も柔らかめを指し、黄身と白身の固まり具合が日本より緩いことがよくあります。
特にホテルの朝食で「soft? hard?」と聞かれるのはこの違いによるもの。

私も最初の頃は「soft」と答えたのに、思った以上に液状の卵が来て驚いたことがあります。
卵(目玉焼き):焼き加減が料理の印象を大きく左右する
目玉焼き(fried egg)は比較的分かりやすい単語ですが、海外のレストランではさらに“焼き方の指定”が求められます。
英語圏で有名なのは以下の3種類です:
- sunny side up:片面焼き(日本の一般的な目玉焼き)
- over easy:両面焼き(黄身柔らかめ)
- over hard:両面しっかり焼き(黄身固め)
これらはメニューには書かれていないことが多く、注文時に聞かれることがあります。
スペイン語の huevo frito やフランス語の œuf sur le plat も基本は片面焼きですが、固さは店によってまちまちです。

以前にあるレストランで、焼き加減を言わずに頼んでしまったところ「ほぼ生」の状態が出てきたことがあり、それ以来は必ず固さを添えて注文するようにしています。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:海外ホテルの朝食会場で“卵料理の希望の固さ”を正しく伝えたいとき
海外ホテルの朝食で頻繁に聞かれるのが、卵料理に関する「How would you like your eggs?(卵はどの仕上がりにしますか?)」という質問です。
特に半熟と目玉焼きは国ごとに“基準”が異なり、希望を正確に伝えないと想像と違う仕上がりになることもあります。
調理担当のシェフに声をかけるシーンでは、次のような言い方が自然です。
- 英語:Could you make a soft-boiled egg for me?
- フランス語:Pouvez-vous préparer un œuf à la coque ?
- スペイン語:¿Puede hacer un huevo pasado por agua?
「soft-boiled」は英語だと“柔らかめのゆで卵”ですが、フランスの œuf à la coque はさらに柔らかく、卵立てで提供されることが多いなど、文化による差がはっきり出ます。
こうしたニュアンスを知っていると、注文が一度で通りやすく、限られた朝の時間を効率的に使えます。

以前に、朝のブッフェで「soft, please」だけ伝えたら、黄身がほぼ液状の卵が出てきて慌てた経験があります。
それ以来、半熟卵は“具体的な言い方”で伝えるようにしています。
シーン2:ランチセットで“スープの種類”を選ぶ場面で迷わないために
海外レストランのランチでは「Today’s soup(本日のスープ)」として数種類から選ぶことがよくあります。
ここで大切なのが、soup・consommé・potage の違いを理解しておくことです。
どれを選ぶかで食事の重さも印象も大きく変わります。
店員に尋ねながら注文する場面では、次のようなやり取りがスムーズです。
- 英語:I’ll have the consommé, please.
- ドイツ語:Ich nehme die klare Suppe.
- イタリア語:Prendo il potage, per favore.
consommé は“澄んだスープ”、potage は“濃厚”というはっきりした性質の違いがあります。

私も以前、会議の前の昼食で濃厚な potage を選んでしまい、午後の会議で少し眠くなったことがありました。
こうした経験から、スープの性質を理解することは、ビジネスシーンのパフォーマンスにも直結すると感じています。
シーン3:ディナーで“付け合わせの野菜・サラダ・主食”を追加したいとき
海外のレストランでは、肉料理に付ける付け合わせを自分で選べることが多く、野菜やサラダ、追加のパンやご飯などを注文する場面が頻繁に訪れます。
単語ごとに量やスタイルが異なるため、正確に伝えられると満足度が大きく変わります。
店員に声をかけて追加注文する例は以下の通りです。
- フランス語:Je voudrais une salade en plus.
- スペイン語:Quisiera algunas verduras aparte.
- 英語:Could I add some vegetables on the side?
また、主食の追加注文では次のような表現も活躍します。
- 英語:Could I have some boiled rice?
- イタリア語:Vorrei del pane tostato in più.
スペイン語の verduras やフランス語の légumes は“野菜の盛り合わせ”を指すことが多く、量がしっかりしている場合があります。

以前にスペインのホテルで、verduras を軽い付け合わせだと思って頼んだら、大皿いっぱいの鉄板焼きが出てきて驚いたことがあります。
こうした“意外性”を避けるためにも、単語の性質を理解しておくと安心です。
実践アクション:今日からできる練習法
主食・スープ・野菜・卵は海外レストランで必ず登場する語彙です。
ここでは、六カ国語を偏りなく学べる形で、今日から実践できる練習法をまとめました。
① スープ3種(soup / consommé / potage)の“濃さマップ”で理解を深める
六カ国語のニュアンスを並べて比較すると、味の方向性が視覚的に理解できます。
- 英語 :soup(一般的) → consommé(澄んだスープ) → potage(濃厚でとろみの強いスープ)
- スペイン語:sopa(一般的) → consomé(澄んだスープ) → potaje(濃厚スープ/煮込み風)
- フランス語:soupe(一般的) → consommé(澄んだスープ) → potage(とろみ系スープ)
- ドイツ語 :Suppe(一般的) → klare Suppe(澄んだスープ) → dicke Suppe(濃いスープ)
- イタリア語:minestra(一般的) → consommé(澄んだスープ) → potage(濃厚スープ)
この比較を覚えておくだけで、メニュー選びの失敗が激減します。
② 卵料理は“固さ”を六カ国語で比べて覚える
- 半熟:soft-boiled/huevo pasado por agua/œuf à la coque/weich gekochtes Ei/uovo morbido
- 目玉焼き:fried egg/huevo frito/œuf sur le plat/gebratenes Ei/uovo fritto
固さの概念を六カ国語で並べて理解すると、実践で応用しやすくなります。
③ 野菜とサラダは“量の差”を意識して比較
野菜:verduras/légumes/Gemüse(盛り合わせ・付け合わせの意味が強い)
サラダ:ensalada/salade/insalata(単体の料理として成立することが多い)
④ 主食は“付け合わせかどうか”を国ごとに確認する
ご飯やパンの扱いは文化差が大きいので、語彙単体で覚えるより“位置づけ”をセットで理解する方が効果的です。
⑤ 発音は「母音の違い」を中心に練習する
同じ「スープ」でも英語(ウー)、フランス語(ウプ)、ドイツ語(ッペ)のように母音が違います。
母音に注目して練習すると、伝わりやすさが一気に上がります。
まとめ(学びの振り返り)
今回扱った“主食・スープ・野菜・卵料理”は、海外レストランで必ず登場する基本語彙です。
しかし、その意味や使われ方は国ごとに大きく異なり、誤解が生まれやすい分野でもあります。
六カ国語で並べて比較すると、料理の性質や文化的背景がはっきり見え、注文時の精度が大きく上がります。
特にスープの種類や卵の固さは、短い言葉で大きく結果が変わるため、知っておく価値が非常に高い部分です。

こうした基本語彙を押さえるだけで、出張先のレストランでのストレスが減り、食事をより楽しめるようになりますよ。
今回の記事を、あなたの“海外での食事体験を豊かにするツール”としてぜひ活用してください。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




