海外ホテルで「石けんがない」「電話のかけ方を教えてください」を伝える方法

海外ホテルに泊まっているとき、
- 「あれ、石けんがない」
- 「タオルが補充されていない」
- 「部屋の電話の使い方がよくわからない」
という小さなトラブルは意外とよく起こります。
大ごとではないけれど、放っておくと地味にストレスがたまるタイプの困りごとです。

私も出張先のホテルで、シャワーを浴びようとしてから「石けんがない…」と気づき、わざわざ服を着直してフロントまで行ったことがあります。
部屋の電話のかけ方がよく分かっていなかったせいで、その場でお願いできなかったんですね。
それ以来、「設備トラブル」や「使い方を聞きたいとき」の一言フレーズは、先に押さえておくようにしています。
そこでこの記事では、ホテルの部屋で起こりがちな次の2つの場面に絞って、六カ国語フレーズを整理していきます。
- 石けん(タオル)がない
- 電話のかけ方を教えて下さい
どちらも短いフレーズですが、「不足しているものを伝える」「設備の使い方を質問する」というホテル滞在の基本スキルです。
出張や旅行の合間にサッと復習しておけば、実際にトラブルが起きたときも落ち着いて対処できるようになります。
この記事でわかること
- 設備トラブルをシンプルに伝える六カ国語フレーズ
- 電話のかけ方など「使い方」を聞くときの丁寧な聞き方
- 出張サラリーマン目線での、ホテル設備との付き合い方
六カ国語フレーズのまとめ
意味:石けん(タオル)がない
- 日本語 :セッケン(タオル)ガ ナイ
- 英語 :There is no soap (towel).(ゼア イズ ノウ ソウプ/タオル)
- スペイン語:No hay jabón (toalla).(ノ アイ ハボン/トアジャ)
- フランス語:Il n’y a pas de savon (serviette).(イル ニヤ パ ドゥ サヴォン/セルヴィエット)
- ドイツ語 :Es gibt keine Seife (kein Handtuch).(エス ギプト カイネ ザイフェ/カイン ハントゥーフ)
- イタリア語:Non c’è sapone (asciugamano).(ノン チェ サポーネ/アシュガマーノ)
意味:電話のかけ方を教えて下さい
- 日本語 :デンワ ノ カケカタ ヲ オシエテ クダサイ
- 英語 :Please tell me how to use the telephone.(プリーズ テル ミー ハウ トゥ ユーズ ザ テレフォン)
- スペイン語:Por favor, dígame cómo se usa el teléfono.(ポル ファボール ディガメ コモ セ ウサ エル テレフォノ)
- フランス語:Dites-moi, s’il vous plaît, comment utiliser le téléphone.(ディットゥ モワ シル ヴ プレ コマン ユティリゼ ル テレフォン)
- ドイツ語 :Bitte sagen Sie mir, wie man das Telefon benutzt.(ビッテ ザーゲン ズィー ミア ヴィー マン ダス テレフォーン ベヌツト)
- イタリア語:Per favore, mi dica come si usa il telefono.(ペル ファヴォーレ ミ ディカ コメ シ ウーザ イル テレフォノ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「石けん(タオル)がない」:足りないものはシンプルに“ない”と伝える
バスルームに入ってから「石けんがない」「タオルが一本しかない」と気づくことは、意外とよくあります。
そんなときは、難しく言おうとせずに “There is no soap.” のように、足りないものをシンプルに「ない」と伝えるのがいちばん確実です。
- 英語の “There is no …”
- スペイン語の “No hay …”
- フランス語の “Il n’y a pas de …”
は、いずれも「〜がありません」という定番フレーズです。
- ドイツ語の “Es gibt keine …”
- イタリア語の “Non c’è …”
も同じ役割を持ちます。
名詞の部分を入れ替えるだけで、シャンプーでもハンドソープでも応用可能です。
私の経験では、フロントに電話するときに “There is no soap in my bathroom.” と付け加えると、より状況が具体的に伝わります。

足りないものだけでなく、「どこにないのか」を一言添えると、スタッフが確認しやすくなるからです。
「電話のかけ方を教えて下さい」:設備の“使い方”は遠慮せずに質問してOK
海外ホテルの部屋にある電話は、外線・内線・国際電話の扱いがホテルごとに違うことも多く、
- 「どの番号を押せば外にかかるのか」
- 「日本にかけるにはどうすればいいのか」
が分かりづらい設備のひとつです。
“Please tell me how to use the telephone.” は、直訳すると「電話の使い方を教えてください」で、かなり汎用的な聞き方です。
もう少し具体的にしたければ、“how to call outside” や “how to make an international call” といった言い回しを足してもよいでしょう。
スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のフレーズも同じように、「電話の使い方を教える」という表現になっています。

私も初めて海外から日本に電話したとき、部屋の案内カードを読んでもよく分からず、フロントに「外線のかけ方を教えてください」と聞いたことがあります。
実際にやり方を教えてもらうと、「なんだ、こんなに簡単だったのか」と肩の力が抜けました。
こうした「使い方を教えてください」というフレーズは、電話だけでなく、セーフティボックスやエアコンの操作などにもそのまま応用できます。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:シャワーを浴びようとして石けん・タオルが足りないとき
ホテルのバスルームでよくある小さなトラブルが、
- 「石けんが置いていない」
- 「タオルが不足している」
というケースです。
長旅のあとのシャワータイムに気づくと、疲れが一気に押し寄せてくる瞬間でもあります。

私も深夜にチェックインした日、ようやくシャワーを浴びようとしたところ石けんが見当たらず、思わず天を仰いだことがあります。
結局フロントに電話してお願いしたのですが、短いフレーズだけで伝わることが分かってからは、気持ちがグッとラクになりました。
- 英語:There is no soap in my bathroom. Could you bring some?
- スペイン語:No hay jabón en mi baño. ¿Puede traer uno?
- フランス語:Il n’y a pas de savon dans ma salle de bain. Pouvez-vous m’en apporter ?
- ドイツ語:Es gibt keine Seife in meinem Bad. Können Sie mir welche bringen?
- イタリア語:Non c’è sapone nel mio bagno. Potete portarmene?
「どこにないのか」を添えると、より伝わりやすくなります。
シーン2:部屋の電話が使えず、外線・内線の方法を質問したいとき
海外ホテルの電話機は、施設ごとに仕様が違うことが多く、外線発信に特定の番号を押す必要があったり、国際電話の手順がホテル独自だったりします。
こうした“使い方系”は、聞いてしまった方が早い代表例です。

初めての海外出張のとき、外線のかけ方が分からずフロントに出向いたら、「電話で聞いてください」と逆に言われてしまったことがあります・・・。
結局そのフロントから自分の部屋に電話をかけてもらい、その場で実演してもらったという、今では笑い話のような経験です。
- 英語:Please tell me how to call outside.
- スペイン語:Dígame, por favor, cómo llamar afuera.
- フランス語:Dites-moi, s’il vous plaît, comment appeler l’extérieur.
- ドイツ語:Bitte sagen Sie mir, wie man nach draußen telefoniert.
- イタリア語:Per favore, mi dica come chiamare fuori.
目的(外線・内線・国際電話)によって言い換えも簡単です。
シーン3:セーフティボックスや空調など「操作が分からない」場面
電話に限らず、ホテルの設備は国によって使い方が大きく異なります。
特にセーフティボックスは、部屋ごとに仕様が違うため「どうやって開けるのかわからない」という相談は非常に多いです。

ある海外のホテルで、セーフティボックスが開かなくなり、焦ってフロントに「開け方を知りたい」と連絡したら、スタッフが来て「これはちょっと癖があるんですよ」と笑いながら教えてくれました。
気まずいと思っても聞けば大抵はすぐ解決します。
- 英語:Please tell me how to use the safe.
- スペイン語:Por favor, dígame cómo usar la caja fuerte.
- フランス語:Dites-moi, s’il vous plaît, comment utiliser le coffre.
- ドイツ語:Bitte sagen Sie mir, wie man den Safe benutzt.
- イタリア語:Per favore, mi dica come usare la cassaforte.
「〜の使い方を教えてください」は、設備全般に応用できる万能フレーズです。
実践アクション:今日からできる練習法
① 「〜がありません」の型を六カ国語でまとめて覚える
石けん・タオル・シャンプーなどの不足を伝えるとき、六カ国語はどれも「〜がない」を表す基本構文があります。
- 英語 :There is no ~
- スペイン語:No hay ~
- フランス語:Il n’y a pas de ~
- ドイツ語 :Es gibt keine ~
- イタリア語:Non c’è ~
例:soap / jabón / savon / Seife / sapone
バスルームで見かける単語を組み合わせて声に出すと、実践でスムーズに使えるようになります。
② 「〜の使い方を教えてください」を六カ国語の“型”で練習する
電話・セーフティボックス・空調・テレビなど、設備の種類を置き換えるだけで応用できます。
- 英語 :How do I use ~ ?
- スペイン語:¿Cómo se usa ~ ?
- フランス語:Comment utiliser ~ ?
- ドイツ語 :Wie benutzt man ~ ?
- イタリア語:Come si usa ~ ?
safe(セーフティボックス) / telephone / air conditioner など、ホテルで触れる設備名を入れ替えて練習してみてください。
③ 状況説明は“短く+場所を添える”のが各言語共通のコツ
「どこで困っているか」を添えると、六カ国語どれでも伝わりやすくなります。
- 英語 :in my bathroom / in my room
- スペイン語:en mi baño / en mi habitación
- フランス語:dans ma salle de bain / dans ma chambre
- ドイツ語 :in meinem Bad / in meinem Zimmer
- イタリア語:nel mio bagno / nella mia stanza
「短く+場所」だけで伝わるため、長文を作ろうとせず、まずは焦らず一言ずつ分けて伝えるのがポイントです。
④ フロントへの連絡は、各言語で“助けが必要”の一言を用意しておく
英語だけでなく、どの言語でも「助けが必要です」を表す基本表現があります。
- 英語 :I need some help.
- スペイン語:Necesito ayuda.
- フランス語:J’ai besoin d’aide.
- ドイツ語 :Ich brauche Hilfe.
- イタリア語:Ho bisogno di aiuto.
電話口やフロントでまずこの一言を出せると、その後の説明がグッとラクになります。
⑤ 困ったら“すぐ相談”が一番の解決策(どの国でも共通)
設備トラブルは放置すると時間がかかり、状況が悪化することもあります。
六カ国語で「〜がありません」「使い方を教えてください」の型を知っていれば、短い一言で早めに相談できます。

ホテル側も日常的に対応している内容なので、遠慮せず伝えるのが一番の近道です。
まとめ(学びの振り返り)
「石けんがない」「電話のかけ方が分からない」といった小さなトラブルは、海外ホテルでは決して珍しいことではありません。
大げさな説明をしなくても、六カ国語の基本フレーズを押さえておくことで、短い一言で状況を伝えられるようになります。
各言語で「〜がない」「〜の使い方を教えてください」という構文がしっかり決まっているため、名詞さえ入れ替えれば幅広い設備トラブルに対応できます。

これまでの経験からも、こうしたフレーズを身につけてからは、困りごとを抱え込まずにサッと相談できるようになり、ホテル滞在の快適さが一段と増しましす。
ちょっとしたトラブルも、正しく伝えられればすぐに解決します。
今回のフレーズを覚えておくことで、出張や旅行中の「小さなストレス」を確実に減らすことができます。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




