海外で道を聞いたあと、距離感と時間をどう判断する?

海外で道を聞いたとき、意外と多くの人がここで判断を誤ります。
- 「歩いて行けるって言われたけど、思ったより遠かった…」
- 「バスに乗ったほうがいい距離だったのに、歩いて疲れた…」
- 「近いって言われたけど、感覚が違った」
私も海外出張中にこうした経験を何度もしてきました。
原因を振り返ってみると、英語が聞き取れなかったわけではなく、
距離や時間を“判断できる聞き方”をしていなかった
ことがほとんどだったかなと思います。

道案内で本当に知りたいのは、「行けるかどうか」ではなく「どう行くのが正解か」ですよね。
そこでこの記事では、
「ここから〜まで、どのくらいかかるのか」
を判断するための、実務的に一番使えるフレーズに絞って整理します。
- 歩くべき距離か
- バスや交通機関を使うべきか
- 時間感覚が自分の想定と合っているか
これらを判断するために使うのが、
「ここから〜まで歩いて(バスで)どのくらいかかりますか」
というフレーズです。
日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/イタリア語の六カ国語で並べつつ、言語ごとのニュアンス差や、失敗しにくい考え方まで掘り下げていきます。
この記事でわかること
- 海外で距離・時間感覚を正しく判断する聞き方
- 「歩く」「バスに乗る」を前提にしたフレーズの使い分け
- 六カ国語それぞれのニュアンスと注意点
- 出張サラリーマンが無理な移動を避ける判断軸
六カ国語フレーズのまとめ
意味:ここから〜まで歩いて(バスで)どのくらいかかりますか
- 日本語 :ココカラ 〜マデ アルイテ(バスデ)ドノクライ カカリマスカ
- 英語 :How long does it take to get there on foot (by bus)?(ハウ ロング ダズ イット テイク トゥ ゲット ゼア オン フット(バイ バス))
- スペイン語:¿Cuánto tiempo se tarda en llegar caminando (en autobús)?(クアント ティエンポ セ タルダ エン ジェガール カミナンド(エン アウトブス))
- フランス語:Combien de temps faut-il pour y aller à pied (en bus) ?(コンビヤン ドゥ タン フォ ティル プール イ アレ ア ピエ(アン ビュス))
- ドイツ語 :Wie lange dauert es, dorthin zu Fuß (mit dem Bus) zu kommen?(ヴィー ランゲ ダウアート エス ドルトヒン ツー フース(ミット デム ブス)ツー コメン)
- イタリア語:Quanto tempo ci vuole per arrivarci a piedi (in autobus)?(クアント テンポ チ ヴオーレ ペル アリヴァルチ ア ピエーディ(イン アウトブス))
フレーズごとの使い方とニュアンス
「どのくらいかかりますか」:距離ではなく“判断材料”を聞く
このフレーズは、単に時間を知るためのものではありません。
「歩くべきか」「乗るべきか」を決めるための材料を集めるための聞き方です。
- 英語の How long does it take は非常に実務的で、分単位・目安時間のどちらも返ってきやすい表現です。
- スペイン語は「どれくらい時間がかかるか」という感覚を重視し、ざっくりした回答が返ることも多いのが特徴です。
- フランス語は比較的正確な時間感覚で答えてくれることが多く、「思ったより遠い/近い」の判断に使いやすい印象があります。
- ドイツ語は論理的で、移動手段ごとの差をはっきり分けて説明されやすいです。
- イタリア語は会話的で、「近いよ」「少し遠い」といった補足が付くことも多くなります。
判断軸:
- ✔ 分数で返ってきたら、そのまま判断材料にする
- ✔ 「すぐ」「少し」など曖昧な表現が出たら、別の聞き方に切り替える

時間を聞くのは失礼ではありません。むしろ「判断しようとしている」姿勢として自然に受け取られます。
「歩いて/バスで」を先に入れる:誤解を防ぐコツ
距離感の失敗で多いのが、
「相手は車基準、自分は徒歩基準」
というズレです。
そのため、最初から
- 歩いてなら?
- バスなら?
と、前提条件をはっきりさせることが重要です。
- 英語・ドイツ語は、移動手段を文の中に入れることで誤解が激減します。
- スペイン語・イタリア語は、後から補足しても通じやすいですが、最初に入れた方が楽です。
- フランス語は、丁寧に聞くことで追加情報(坂が多い、信号が多いなど)が出やすくなります。
よくある失敗例:
- ❌ 「近い」と言われて歩いたら30分以上かかった
- ❌ バスが前提の距離を徒歩で行こうとしてしまった

「どう行くか」を先に指定するだけで、判断ミスはかなり減らせます。[/balloon_code>
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:徒歩で行けるかどうかを判断したいとき
出張先では、時間に余裕があるかどうかで移動手段の判断が変わります。
この場面で重要なのは、「行けるか」ではなく「歩くのが現実的か」を見極めることです。
そんなときは、歩く前提を明確にして聞きます。
- 英語:How long does it take to get there on foot?
- スペイン語:¿Cuánto tiempo se tarda en llegar caminando?
- フランス語:Combien de temps faut-il pour y aller à pied ?
- ドイツ語 :Wie lange dauert es, dorthin zu Fuß zu kommen?
- イタリア語:Quanto tempo ci vuole per arrivarci a piedi?

私の感覚では、15分以内なら徒歩、20分を超えたら他の手段を検討することが多いです。
相手の返答が「すぐ」「そんなに遠くない」など曖昧だった場合は、もう一段階、具体的に聞くことをためらわないのがコツです。
シーン2:バスを使う前提で時間を確認したいとき
徒歩では厳しそうだと感じたら、次はバス前提で聞きます。
この切り替えができるかどうかで、移動の疲れが大きく変わります。
- 英語:How long does it take to get there by bus?
- スペイン語:¿Cuánto tiempo se tarda en llegar en autobús?
- フランス語:Combien de temps faut-il pour y aller en bus ?
- ドイツ語 :Wie lange dauert es, mit dem Bus dorthin zu kommen?
- イタリア語:Quanto tempo ci vuole per arrivarci in autobus?

「バスでどのくらい?」と聞くと、停留所の場所や本数まで教えてくれることもあります。
時間だけでなく、移動の全体像が見えてくるのが、この聞き方の強みです。
シーン3:相手の「近い」を鵜呑みにしないための考え方
海外でよくあるのが、「近いよ」と言われたのに、想像以上に遠かったというケースです。
これは嘘ではなく、
相手の距離感と自分の距離感が違う
だけのことがほとんどです。

「近い=自分にとっても近い」とは限りませんからね。
そのズレを防ぐためにも、
- 徒歩か
- バスか
- どのくらい時間がかかるか
をセットで確認する意識が重要になります。
実践アクション:今日からできる練習法
① 「徒歩/バス」を六カ国語で瞬時に切り替える練習
まずは移動手段の部分だけを、六カ国語で口に出します。
- 英語:on foot / by bus
- スペイン語:caminando / en autobús
- フランス語:à pied / en bus
- ドイツ語 :zu Fuß / mit dem Bus
- イタリア語:a piedi / in autobus

全文を覚えるより、「手段だけ言える」状態を作る方が実戦向きで役に立ちます。
② 時間表現は「数字が返ってくる形」で覚える
距離感の判断では、
- 10分
- 20分
- 30分
といった数字が返ってくるかどうかが重要です。
練習では、
「How long does it take…」
を軸に、他言語も同じ構造で口に出します。
③ 迷ったら“歩く前提→バス前提”の順で聞く
実戦では、
- まず徒歩で聞く
- 厳しそうならバスで聞く
という順番を体に染み込ませます。

判断を二段階に分けるだけで、移動の失敗は大きく減ります。
まとめ(学びの振り返り)
海外での移動判断で大切なのは、距離を知ることではなく、どう行くかを決めることです。
今回紹介した
「ここから〜まで、どのくらいかかりますか」
というフレーズは、その判断のための土台になります。
徒歩か、バスか。
- 時間的・体力的に歩いて行っても大丈夫なのか
- 次の予定までに間に合わせるためにバスに乗ったほうがいいのか
どちらを選択するかは、いろんな理由があるかと思います。

時間を聞けるようになると、移動に対する不安が一気に減ります。
六カ国語は、すべてを完璧に話すためではなく、その場で判断できる材料を集めるための道具として使いましょう。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。


