海外レンタカーで使う英語フレーズ 車の手配・故障トラブル対応

海外でレンタカーを利用していると、「借りるまで」よりもむしろ、
借りたあとにどう対応するか
で困る場面が多くなります。
たとえば、
- 明日の朝、ホテルまで車を回してほしい
- 走行中に異音がして、どう見ても故障っぽい
こうした場面は、英語が多少話せる人でも一気にハードルが上がります。

私も海外出張中にレンタカーを使っていて、「状況は説明できるのに、頼みたい要点が言えない」という経験を何度もしてきました…。
英語ができないから困るのではなく、「何を伝えればいいか」を整理できていないと詰まります。
そこでこの記事では、車の手配と故障トラブルという、レンタカー利用中でも特に実務性の高い2つの場面に絞り、
- 最低限、何をどう伝えればいいのか
- 六カ国語それぞれで、どんなニュアンスになるのか
- 出張サラリーマンが失敗しにくい考え方
を整理していきます。
この記事でわかること
- レンタカーを「回してほしい」ときの基本フレーズ
- 故障トラブル時に、まず伝えるべき一言
- 六カ国語それぞれのニュアンスの違い
- 出張中でも慌てず対応するための考え方
六カ国語フレーズのまとめ
意味:明朝〜ホテルまで車を回してください
- 日本語 :ミョウチョウ ホテルマデ クルマヲ マワシテ クダサイ
- 英語 :Could you send the car to my hotel tomorrow morning?(クッド ユー センド ザ カー トゥ マイ ホテル トゥモロウ モーニング)
- スペイン語:¿Puede enviar el coche a mi hotel mañana por la mañana?(プエデ エンビアール エル コーチェ ア ミ オテル マニャーナ ポル ラ マニャーナ)
- フランス語:Pourriez-vous envoyer la voiture à mon hôtel demain matin ?(プーリエ ヴー アンヴォワイエ ラ ヴォワチュール ア モン オテル ドゥマン マタン)
- ドイツ語 :Können Sie den Wagen morgen früh zu meinem Hotel bringen?(ケーネン ズィー デン ヴァーゲン モルゲン フリュー ツー マイン ホテル ブリンゲン)
- イタリア語:Può mandare l’auto al mio hotel domani mattina?(プオ マンダーレ ラウト アル ミオ オテル ドマーニ マッティーナ)
意味:故障です。取りに来てください
- 日本語 :コショウデス トリニ キテ クダサイ
- 英語 :The car has broken down. Please come and pick it up.(ザ カー ハズ ブロウクン ダウン プリーズ カム アンド ピック イット アップ)
- スペイン語:El coche está averiado. Por favor, venga a recogerlo.(エル コーチェ エスタ アベリアード ポル ファボール ベンガ ア レコヘールロ)
- フランス語:La voiture est en panne. Veuillez venir la récupérer.(ラ ヴォワチュール エ オン パンヌ ヴイエイユ ヴニール ラ レキュペレ)
- ドイツ語 :Das Auto ist kaputt. Bitte kommen Sie und holen Sie es ab.(ダス アウト イスト カプット ビッテ コメン ズィー ウント ホーレン ズィー エス アップ)
- イタリア語:L’auto è in panne. Per favore, venga a prenderla.(ラウト エ イン パンネ ペル ファヴォーレ ヴェンガ ア プレンデールラ)
フレーズごとの使い方とニュアンス
「明朝〜ホテルまで車を回してください」:依頼は“手配”として伝える
このフレーズは、単に車を持ってきてほしいという意味だけでなく、
「すでに契約している前提で、追加の手配をお願いする」
というニュアンスを持ちます。
英語では
- send the car
- bring the car
が使われますが、これは「配送」や「回送」に近い感覚で、命令口調にはなりません。
- スペイン語・フランス語・イタリア語も同様に、enviar / envoyer / mandare といった「送る」動詞を使うことで、相手に判断と手配を委ねる言い方になります。
- ドイツ語は特に、bringen(持ってくる) を使うことで、「こちらが待っている場所へ持ってくる」という意味が明確になります。

ポイントは「迎えに来い」ではなく、「手配をお願いします」という姿勢で伝えることです。
「故障です。取りに来てください」:説明はせず、事実だけ伝える
故障トラブルの場面では、
原因や状況を詳しく説明しようとしない
ことが重要です。
どの言語でも、
- 車が動かない
- 自分では対応できない
- 来てほしい
この3点が伝われば十分です。
- 英語の broken down
- フランス語の en panne
- イタリア語の in panne
は、「とにかく動かない」という共通認識を作れる便利な表現です。
- ドイツ語の kaputt も、非常に口語的ですが実務ではよく使われます。

トラブル時ほど、短く・断定的に伝える方が対応が早くなります。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:翌朝、ホテルまでレンタカーを回してもらいたいとき
出張先で翌朝の移動が早い場合や、営業先へ直行したい場合など、レンタカーを自分で取りに行かず、ホテルまで回送してもらえるかは非常に重要なポイントです。
この場面では、細かい理由を説明する必要はなく、
明朝、ホテルまで車を回してください
と一言伝えるだけで十分です。
六カ国語でも、伝え方の流れは同じです。
- 英語:Could you send the car to my hotel tomorrow morning?
- スペイン語:¿Puede enviar el coche a mi hotel mañana por la mañana?
- フランス語:Pourriez-vous envoyer la voiture à mon hôtel demain matin ?
- ドイツ語:Können Sie den Wagen morgen früh zu meinem Hotel bringen?
- イタリア語:Può mandare l’auto al mio hotel domani mattina?

ここをお願いできるようになると、朝の移動が一気に楽になり、出張全体の余裕が生まれるんですよね。
「取りに行くのが当たり前」と思い込まず、手配できるかどうかを一度聞いてみる価値は十分あります。
シーン2:走行中に故障が発生し、車を引き取ってもらいたいとき
海外でレンタカーが故障すると、
「どう説明すればいいか」
で焦ってしまいがちですが、実際に伝えるべきことはとてもシンプルです。
この場面では、
- 故障です。
- 取りに来てください。
という事実と要望が伝われば問題ありません。
六カ国語の例は以下の通りです。
- 英語:The car has broken down. Please come and pick it up.
- スペイン語:El coche está averiado. Por favor, venga a recogerlo.
- フランス語:La voiture est en panne. Veuillez venir la récupérer.
- ドイツ語:Das Auto ist kaputt. Bitte kommen Sie und holen Sie es ab.
- イタリア語:L’auto è in panne. Per favore, venga a prenderla.

ここで状況説明を長くすると、かえって対応が遅れることがあるので、伝えたいことだけシンプルに伝えるようにしましょう。
原因よりも「回収が必要」という判断を、まず共有することが大切です。
シーン3:故障連絡のあと、指示を待つときの考え方
故障を伝えたあとは、自分から次の行動を決めようとせず、相手の指示を待つことが基本になります。
この段階では、
- 車はその場に置いてよいか
- 自分はどこで待てばよいか
- 代替車が用意されるか
といった点が、自然と案内されることが多いです。

焦って動かず、「指示待ち」に切り替えるだけで、トラブル対応はぐっと楽になります。
連絡したあとは、主導権を相手に渡す意識が大事ですが、もちろん相手の対応もよく見ておかないとですね。
実践アクション:今日からできる練習法
① フレーズを「部品」に分解して、六カ国語で“組み立て練習”する
前半で紹介したフレーズを、そのまま丸暗記すると、現場で少し条件が変わっただけで止まります。
そこでおすすめなのが、まず文を“部品(チャンク)”に分解して、六カ国語で組み立てる練習です。
まずは「車を回す」系の核になる部品だけを口に出します。
- 英語:tomorrow morning / to my hotel
- スペイン語:mañana por la mañana / a mi hotel
- フランス語:demain matin / à mon hôtel
- ドイツ語:morgen früh / zu meinem Hotel
- イタリア語:domani mattina / al mio hotel

私の感覚では、まず「時間」と「場所」の部品が出るようになると、文全体が驚くほど組み立てやすいです。
文を覚えるのではなく、部品を出せる状態を作るのがコツです。
② 1文を増やさず「差し替え3パターン」だけ回して六カ国語を実務化する
ここが“前半の繰り返し”にならない工夫です。
フレーズ全文を何度も言うのではなく、同じ型のまま、差し替えだけ練習します。
差し替えるのは「朝」「場所」「対象」の3つだけ。
- 英語:tomorrow morning → today / to my hotel → to the airport / the car → a vehicle
- スペイン語:mañana por la mañana → hoy / a mi hotel → al aeropuerto / el coche → el vehículo
- フランス語:demain matin → aujourd’hui / à mon hôtel → à l’aéroport / la voiture → le véhicule
- ドイツ語 :morgen früh → heute / zu meinem Hotel → zum Flughafen / der Wagen → das Fahrzeug
- イタリア語:domani mattina → oggi / al mio hotel → all’aeroporto / l’auto → il veicolo

現場は「明朝じゃなくて今夜」「ホテルじゃなくて空港」みたいにズレます。差し替え練習をしておくと、そこで止まりません。
全文暗記ではなく、差し替え耐性を付けるのが実務向きです。
③ 故障フレーズは「状況+依頼」を分けて、六カ国語で“二段階発話”にする
故障時に詰まる原因は、「全部を一気に言おうとする」ことです。
練習では、あえて二段階に分けます。
まずは「状況」だけ(=故障した)を言う部品。
- 英語:broken down
- スペイン語:averiado
- フランス語:en panne
- ドイツ語 :kaputt
- イタリア語:in panne
次に「依頼」だけ(=来て回収して)を言う部品。
- 英語:please come / pick it up
- スペイン語:por favor venga / recogerlo
- フランス語:veuillez venir / la récupérer
- ドイツ語 :bitte kommen Sie / holen Sie es ab
- イタリア語:per favore venga / prenderla

トラブル時は長文ほど通じません。二段階に分ける練習をしておくと、口が勝手に動くようになってきます。
「状況→依頼」の順番を身体に入れるのが、六カ国語を実務で活かすコツです。
④ 仕上げは「3秒ルール」:六カ国語を“切り替えて言う”練習をする
最後は暗記ではなく、実戦の反射を作ります。
ここは完全にトレーニングですね(笑)。
やることは単純で、スマホのタイマーを3秒に設定して、合図で言います。
- 英語:(3秒以内に)時間+場所の部品を言う
- スペイン語:(3秒以内に)時間+場所の部品を言う
- フランス語:(3秒以内に)時間+場所の部品を言う
- ドイツ語 :(3秒以内に)状況+依頼の部品を言う
- イタリア語:(3秒以内に)状況+依頼の部品を言う

「3秒以内」にすると、頭で考える余裕がなくなり、実戦に近い反射ができるようになります!
これは繰り返しやってみて体に覚えこませることができれば、いろいろと応用が利くようになります。
六カ国語は“全部完璧に話す”ためではなく、出る言語を増やすために回しましょう。
まとめ(学びの振り返り)
レンタカー利用中のトラブル対応で重要なのは、流暢な表現を知っていることではありません。
今回扱った
- 車を回してもらう
- 故障時に回収をお願いする
といった場面では、
- 「何を」
- 「どの順で」
伝えるかが決まっていれば、言語は一つに固定する必要はありません。
六カ国語を並べて覚える目的は、全部話せるようになることではなく、その場で“出てきた言語”を使える状態を作ることです。

実務の現場では、正解の言語より、止まらずに口が動くことの方が圧倒的に重要だったと、しみじみ思ったことがあります。
今回紹介した考え方と練習法を押さえておけば、明朝の手配でも、突然の故障でも、「まず一言出す」ことに迷わなくなります。
海外での移動は、出張全体の流れを左右します。
言葉に詰まらず対応できるだけで、その後の予定や判断に、確実に余裕が生まれます。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




