海外のバスで使える「運賃・降車タイミング」を確認するフレーズ集

海外でバスに乗るとき、停留所が分かったあとに必ず出てくるのが、
- 「いくら払うのか」
- 「いつ降りるのか」
という確認です。
運賃が一律なのか距離制なのか分からないまま乗ってしまったり、降りるタイミングが分からず周囲の様子をうかがい続けたり
――そんな不安を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
私自身も海外で、料金が分からないまま乗車してしまい、降りるときに慌てたことや、停留所を数え間違えて乗り過ごしてしまったことがあります。
どちらも、あとから考えれば一言聞いていれば防げた失敗でした。

海外のバスでは、「何となく周りに合わせる」よりも、短いフレーズで確認する方が、結果的に安心して乗れます。
そこで今回紹介するのが、
- 「〜までいくらですか?」
- 「ここから幾つめですか?」
- 「ここで降ろしてください」
という、運賃と降車タイミングを判断するための基本フレーズです。
この3つを押さえておくだけで、
「お金」と「降りる瞬間」に関する不安は、ほぼ解消できます。
この記事でわかること
- 「〜までいくら?」を海外のバスで自然に聞く言い方
- 降りるタイミングを確認するときの実用フレーズ
- 六カ国語それぞれのニュアンスと使い分け
- 出張サラリーマンが失敗しにくくなる判断のコツ
六カ国語フレーズのまとめ
意味:〜までいくらですか?
- 日本語 :〜マデ イクラデスカ
- 英語 :How much is it to ~?
- スペイン語:¿Cuánto cuesta hasta ~?
- フランス語:C’est combien jusqu’à ~ ?
- ドイツ語 :Wie viel kostet es bis ~?
- イタリア語:Quanto costa fino a ~?
意味:ここから幾つめですか?
- 日本語 :ココカラ イクツメデスカ
- 英語 :How many stops from here?
- スペイン語:¿Cuántas paradas desde aquí?
- フランス語:C’est à combien d’arrêts d’ici ?
- ドイツ語 :Wie viele Haltestellen von hier?
- イタリア語:Quante fermate da qui?
意味:ここで降ろしてください
- 日本語 :ココデ オロシテ クダサイ
- 英語 :Please let me off here.
- スペイン語:Bájenme aquí, por favor.
- フランス語:Je descends ici, s’il vous plaît.
- ドイツ語 :Bitte lassen Sie mich hier aussteigen.
- イタリア語:Mi faccia scendere qui, per favore.
フレーズごとの使い方とニュアンス
「〜までいくらですか?」:お金の不安を先に消すための一言
このフレーズは、単に金額を聞くための言葉ではなく、「このあと安心して乗っていいか」を判断するための質問です。
海外のバスでは、
- 距離制・ゾーン制で料金が変わる
- 現金のみ・事前支払いが必要
- 降車時に支払うケースがある
など、国や都市によって仕組みが大きく異なります。
- 英語・スペイン語・フランス語では、金額確認はごく自然な行為として受け取られます。
- ドイツ語は、運賃体系を前提にした事務的な確認として使われることが多い表現です。
- イタリア語は会話的で、相談するニュアンスを含みます。

乗る前に金額を聞くことは、失礼ではなくトラブル回避の基本です。
一方で、このフレーズを必ずしも使わなくてよいケースもあります。
たとえば、空港バスや観光シャトルなど、車内や停留所に料金が大きく掲示されている路線では、あえて聞かなくても問題ないことが多いです。
ただし注意したいのは、表示があっても「どこまで同一料金なのか」が分かりにくい場合です。
表示だけを信じて乗車し、途中区間で追加料金が必要だと知って慌てるケースも珍しくありません。

日本でも同じだと思いますが、運転手が料金箱や端末を操作している様子が見えた場合は、距離制や区間制の可能性が高くなります。
その場合は、短く「〜までいくら?」と聞いてから乗る方が安心です。
「ここから幾つめですか?」:降りるタイミングを数で把握する
このフレーズは、地名や発音に自信がないときに特に役立ちます。
- 停留所名が聞き取れない
- アナウンスがない
- 表示が現地語のみ
といった状況でも、「数」で把握できれば安心して乗れます。

「幾つめ」と聞くことで、周囲に気を取られすぎずに済みます。
ただし、「幾つめ」での確認が向かないケースもあります。
たとえば、郊外路線や高速バスのように、途中で停留所を飛ばす運行がある場合です。
この場合、単純に数えるだけではズレが生じることがあります。
また、交通状況によって臨時停留所が追加される路線では、「幾つめ」という概念自体が曖昧になることもあります。
そのため、このフレーズはあくまで目安として使う意識が大切です。

不安な場合は、「幾つめ」で把握したうえで、降りる一つ手前で再度運転手に目線やジェスチャーで合図すると、失敗しにくくなります。
「ここで降ろしてください」:降車の意思を明確に伝える
このフレーズは、降車ボタンがない、または分かりにくいバスで特に重要です。
- 運転手に直接伝える必要がある
- 降車地点が柔軟に設定されている
といった路線では、言葉で意思を示すことが前提になります。

降りたい意思を早めに、はっきり伝えることで、行き過ぎを防げます。
国や地域によっては、「ここで降ろす」という行為自体が柔軟な場合があります。
決まった停留所以外でも、安全な場所であれば停まってくれる路線も存在します。
ただし日本と同じで、都市部や交通量の多いエリアでは、指定された停留所以外では降ろせないことも多く、その場合は早めに意思を伝えておく必要があります。
実際には、運転手の反応を見て判断することになりますが、黙って待つより、伝えて判断を委ねる方が結果的にスムーズです。
降車ボタンが見当たらない場合は、なおさら言葉で伝える価値があります。
出張サラリーマンのシーン別会話例
シーン1:乗る前に運賃を確認しておきたいとき
海外のバスでは、料金表示が分かりにくいことも多く、「とりあえず乗る」という判断が不安につながりがちです。
そんなときは、乗車前や乗車直後に、「〜までいくらですか?」と確認するだけで状況がはっきりします。
- 英語:How much is it to the station?
- スペイン語:¿Cuánto cuesta hasta la estación?
- フランス語:C’est combien jusqu’à la gare ?
- ドイツ語:Wie viel kostet es bis zum Bahnhof?
- イタリア語:Quanto costa fino alla stazione?

この一言を聞いたことで「この路線は定額だ」と分かり、安心して乗れたことがあります。
金額が分かるだけで、移動中の不安は大きく減ります。
シーン2:降りる停留所名が分からず、タイミングを把握したいとき
初めての土地では、停留所名を聞き取れなかったり、表示が現地語のみだったりすることも珍しくありません。
そんなときは、「ここから幾つめですか?」と数で聞くのが安全です。
- 英語:How many stops from here?
- スペイン語:¿Cuántas paradas desde aquí?
- フランス語:C’est à combien d’arrêts d’ici ?
- ドイツ語:Wie viele Haltestellen von hier?
- イタリア語:Quante fermate da qui?

停留所名に自信がなくても、「数」で把握できれば落ち着いて乗れます。
周囲を気にしすぎずに済むのも、この聞き方のメリットです。
シーン3:降車ボタンがなく、運転手に直接伝える必要があるとき
国や地域によっては、降車ボタンがない、または分かりにくいバスもあります。
その場合は、早めに「ここで降ろしてください」と伝えるのが基本です。
- 英語:Please let me off here.
- スペイン語:Bájenme aquí, por favor.
- フランス語:Je descends ici, s’il vous plaît.
- ドイツ語:Bitte lassen Sie mich hier aussteigen.
- イタリア語:Mi faccia scendere qui, per favore.

少し早めに伝えるだけで、降り過ごしを防げます。
遠慮せず、意思を示すことが大切です。
シーン4:降りる直前に再確認しておきたいとき
「幾つめ」と聞いていても、交通状況や路線変更で不安になることがあります。
そんなときは、降りる一つ手前で、軽く運転手の方を見たり、身振りで合図したりすると伝わりやすくなります。

言葉+ジェスチャーを組み合わせると、理解してもらえる確率が上がります。
最後の一確認が、安心して降りるための仕上げになります。
実践アクション:今日からできる練習法
このパートの目的は、語学力を上げることではありません。
「現地で迷わず判断できる状態を作る」ことです。
以下は、六カ国語すべてに共通して使える実践方法です。
① 乗る前に「聞く/聞かない」を判断する癖をつける
バスに乗る前、次の2点だけを自分に問いかけてください。
- この路線は定額か、距離制か分からない
- 支払い方法やタイミングが見えていない
どちらか一つでも当てはまる場合は、言語に関係なく「〜までいくらですか?」を聞くと決めておきます。

「不安が残るなら聞く」という判断ルールを先に決めておくと、迷いません。
② 停留所名ではなく「数」で把握する練習をする
降りる場所を考えるときは、地名や発音ではなく、「ここから幾つめか」で考える癖をつけます。
地図アプリを見ながら、目的地までの停留所を数え、
- あと3つ
- 次の次
と数で把握する練習をしておくだけで、現地での判断が格段に楽になります。
③ 「降りたい意思を伝えるタイミング」を決めておく
「ここで降ろしてください」は、直前に言う言葉ではありません。
降りる1つ手前で伝えると決めておくだけで、失敗を大きく減らせます。
降車ボタンが見当たらない場合は、言葉+ジェスチャーで意思を示す前提で動きます。

察してもらう前提を捨てることが、海外では一番の近道です。
④ 六カ国語は「覚え分け」ではなく「判断で統一」する
六カ国語それぞれの表現を完璧に覚える必要はありません。
重要なのは、同じ判断を、どの言語でも同じ順序で行うことです。
- 金額が不明 → 金額を聞く
- 降りる場所が不安 → 数で確認する
- 降車ボタンがない → 早めに伝える
この判断軸を持っていれば、言語が多少違っても対応できます。
まとめ(学びの振り返り)
海外のバス移動で不安になりやすいのは、「お金」と「降りる瞬間」です。
今回紹介した、
- 「〜までいくらですか?」
- 「ここから幾つめですか?」
- 「ここで降ろしてください」
というフレーズは、その不安を最短で解消するための言葉です。

とはいえ、ここまで読んでもらっておわかりのとおり…、海外でのバス移動は難易度が高いですよね…
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語学として完璧である必要はありません。
判断に必要なことを、短く確認できること。
それだけで、海外の移動はずっと安心できるものになります。
ライター紹介Writer introduction
Tatsu / タツ 男性
海外出張歴そこそこ、語学力は“必要な分だけ頑張る派”の40代サラリーマンです。旅先でよく固まってしまう「え、これ何て言うんだっけ?」を解決するために、このブログを作りました。空港・ホテル・レストランなど、よくある場面のフレーズを 6か国語でサクッと比較 できる便利帳を目指しています。失敗談も多めですが、実体験ベースで“通じるコツ”をお届けします。




